『逃げ上手の若君』の最終回は第238話で、単行本では最終27巻に収録。2026年2月16日に連載完結し、27巻は同年10月2日に発売されました。
『逃げ上手の若君』最終回は何話?第238話で完結
松井優征先生による漫画『逃げ上手の若君』の最終回は、第238話「エピローグ2/2」です。
『週刊少年ジャンプ』2026年12号に掲載され、発売日は2026年2月16日。コミックナタリーによると、最終回はセンターカラー28ページで掲載されました。
つまり、「逃げ上手の若君の最終回は何話?」という疑問への答えを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最終回 | 第238話 |
| 最終回タイトル | 「エピローグ2/2」 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ2026年12号 |
| 発売日 | 2026年2月16日 |
| 単行本 | 第27巻 |
| 最終27巻発売日 | 2026年10月2日 |
| 全巻数 | 全27巻 |
『逃げ上手の若君』は『週刊少年ジャンプ』2021年8号から2026年12号まで連載されました。第1話が掲載された2021年1月25日から数えると、約5年間にわたる連載です。
物語の主人公は、鎌倉幕府の後継者として生まれながら、足利尊氏の謀反によって故郷と家族を失った北条時行です。
戦って命を落とすことが武士の誉れと考えられていた時代に、時行は「逃げる」「生き延びる」という一般的な武士像とは正反対の能力を武器として乱世を駆け抜けました。
その物語が第238話で完結したわけです。
第238話という数字だけでなく、「逃げることから始まった少年の人生を最後まで描き切った」という点が、『逃げ上手の若君』完結の重要なポイントだと私は感じます。
『逃げ上手の若君』最終回は単行本の何巻?27巻に収録
「最終回を単行本で読みたい」という方が最も気になるのは、第238話が何巻に入っているのかでしょう。
答えは第27巻です。
集英社オンラインによると、『逃げ上手の若君』最終27巻は2026年10月2日(金)発売。定価572円(税込)、192ページ、ISBNは978-4088852058です。
2026年2月16日に本誌で完結してから、約7か月半後にコミックスでも物語が完結した形になります。
コミックナタリーが連載終了時に伝えていた発売スケジュールでは、24巻以降は次の流れでした。
- 第24巻:2026年3月4日
- 第25巻:2026年5月1日
- 第26巻:2026年8月4日
- 第27巻:2026年10月2日
したがって、ネット上で古い情報を見て「最終巻はまだ発売予定なのでは?」と迷っている方は注意してください。
2026年10月現在、最終27巻はすでに発売済みです。
少年ジャンプ+でも『逃げ上手の若君』について「最終27巻発売中」と案内されています。
検索結果には記事が公開された時期によって「27巻発売予定」という情報も残っているため、ここは現在の情報と区別しておきたいところです。
最終27巻は通常の最終巻以上に重要な一冊
さらに27巻には、本編の完結部分だけではない注目要素があります。
集英社オンラインによると、『週刊少年ジャンプ』2026年32号、7月6日発売号に掲載された特別読切『逃げ上手の若君 PRESENT DAY』も27巻に収録されています。
『PRESENT DAY』は本編完結後に発表された特別編です。
「もし時行たちが現代に生まれていたら」という発想から、約700年前を生きた人物たちを現代へ置き換えて描く内容となっています。
つまり27巻は、単純に「第238話が入っている巻」というだけではありません。
本編の終着点と、完結後だからこそ成立する特別読切を一冊で読める、本作全体の締めくくりとなる巻なのです。
最終回だけ確認したい読者にとっても、作品そのものを最後まで味わいたい読者にとっても、27巻を選べばよいと覚えておけば分かりやすいでしょう。
なぜ全238話・全27巻になった?約5年間の連載を振り返る
『逃げ上手の若君』は、2021年1月25日発売の『週刊少年ジャンプ』2021年8号から、2026年2月16日発売の2026年12号まで連載されました。
全238話、全27巻です。
第1話では1333年の鎌倉を舞台に、北条時行の運命が大きく動き始めます。
鎌倉幕府の後継者となるはずだった時行は、足利高氏、のちの足利尊氏による謀反によって故郷と家族を失いました。
しかし時行には、ほかの武士とはまったく異なる才能がありました。
それが「逃げること」です。
信濃国の神官・諏訪頼重に導かれた時行は、雫、弧次郎、亜也子、風間玄蕃、吹雪らと出会い、やがて逃若党を形成。足利方との戦いへ身を投じていきます。
物語の大きな転換点となるのが、1335年の中先代の乱です。
時行と諏訪勢は鎌倉奪還に成功しますが、尊氏によって敗北。頼重を失った時行は、自身も死亡したように装って再び逃亡します。
その後は南朝方に加わり、北畠顕家らとともに戦いました。
杉本寺の戦い、青野原の戦い、石津の戦いなどを経ながら、時行は何度敗れても生き延び、再び戦場へ戻っていきます。
さらに物語後半では観応の擾乱や武蔵野合戦へと進み、時行と尊氏の長大な因縁が決着へ向かいました。
第26巻の時点では、時行と尊氏による鬼ごっこが騎射戦へ突入し、武蔵野合戦が終幕。そして舞台となる時代は1353年へ進みます。
ここが非常に重要です。
『逃げ上手の若君』は単に人気が続く限り冒険を追加できるタイプの作品ではなく、実在した北条時行の生涯という歴史上の大きな枠組みを持った作品でした。
そのため物語が1353年へ到達することには、一般的なフィクションとは違った重みがあります。
歴史漫画として史実を下敷きにしながら、史料だけでは分からない人間関係や感情をエンターテインメントとして膨らませてきた作品だからこそ、全238話という長さにも意味があったと考えられます。
最終回「エピローグ2/2」はどんな内容?【ネタバレ注意】
ここからは『逃げ上手の若君』第238話の内容に触れます。最終回を未読の方はネタバレに注意してください。
最終回のタイトルは「エピローグ2/2」。
そのタイトル通り、本編の大きな戦いをさらに引き延ばすのではなく、物語を締めくくるエピローグとして構成されています。
北条時行の現世での物語は最終回より前から終着へ向かっており、第238話では死後の時行まで描くという、かなり大胆な締め方が採用されました。
最終話では地獄を舞台にした展開が描かれます。
そこには時行だけではなく、歴史上の人物たちまで登場し、現世の歴史的リアリティーとは異なる、松井優征作品らしい自由度の高いエピローグが展開されます。
感想ブログ「BLACK SWAN 2nd GIG」では、フビライ・ハン、曹操、ブラド3世など時代も地域も異なる歴史上の人物が入り乱れる展開や、鬼との戦いに満ちた地獄を時行がむしろ楽しむ姿が取り上げられています。
そして重要なのが、時行と諏訪頼重の関係へ再び物語が戻ってくることです。
『逃げ上手の若君』の始まりを思い返すと、時行を「逃げて生きる英雄」の道へ導いた人物こそ頼重でした。
1333年、すべてを失った少年を拾い上げた頼重との出会いから物語が始まり、長い年月と戦乱を越えた先で再びその関係へ帰ってくる。
私はここに、最終回の大きな意味があると考えます。
第238話だけを見ると、かなり型破りなエピローグです。
しかし全238話を一本の長い物語として見ると、「頼重によって始まった時行の物語が、最後にもう一度頼重へ帰る」ことで円環を作った最終回とも読み取れるのです。

最終27巻では第238話以外に何が読める?
『逃げ上手の若君』最終27巻の価値を考える際には、最終回だけではなく完結記念企画まで含めて作品がどのように締めくくられたのかにも注目したいところです。
2026年10月2日の27巻発売に合わせて、集英社は複数の企画を展開しました。
特に興味深いのが、作者の松井優征先生が2026年春に『逃げ上手の若君』ゆかりの3種の古文書を入手したというニュースです。
東京大学史料編纂所の木下竜馬氏からの声がけをきっかけとして入手したもので、松井先生と木下氏による対談動画もジャンプ公式YouTubeチャンネルで公開されました。
対象となった古文書は、日根文書、足利尊氏下文、饗庭命鶴丸書状の3種です。
なかでも日根文書は、1888年に修史局、現在の東京大学史料編纂所の前身が調査・影写して以降、原本の所在が分からなくなっていました。
それが約140年ぶりに再発見されたとされています。
さらに「饗庭命鶴丸書状」は文和2年(1353年)5月12日に京都の三宝院賢俊へ宛てられた書状です。
集英社オンラインによると、この書状が書かれたわずか8日後に北条時行が鎌倉で処刑されたとされ、最期直前の鎌倉の状況を伝える貴重な史料だといいます。
この史料と『逃げ上手の若君』最終巻が同じタイミングで紹介されたことは、とても象徴的です。
作品はフィクションとして第238話で終わりました。
しかし北条時行という人物について調べる営みは、作品完結後も終わったわけではありません。
しかも松井先生は「饗庭命鶴丸書状」の内容をもとに、全6ページの描きおろし漫画も制作しています。
漫画をきっかけに歴史上の人物が知られ、その作品を描いた作者が実際の古文書と関わり、その史料がさらに読者へ公開されていく。
これは歴史漫画ならではの面白い循環ではないでしょうか。
『逃げ上手の若君』は完結によって北条時行を「過去のキャラクター」に戻したというより、むしろ現実の歴史へ読者を送り返した作品だったように思えます。
『逃げ上手の若君』最終回と27巻から見える作品のテーマを考察
ここからは、全238話で完結したことを踏まえた私見です。
私が『逃げ上手の若君』の完結で改めて面白いと感じるのは、最初から最後まで「逃げる」の意味を変化させ続けた作品だったことです。
一般的な少年漫画では、強敵から逃げる行為は「いつか強くなって倒すための一時撤退」として描かれがちです。
しかし本作における逃走は、それだけではありません。
逃げることそのものが時行の才能であり、戦術であり、生存方法であり、時には周囲の人々を救うための選択でもありました。
その発想は、鎌倉時代末期から南北朝時代という舞台とも非常によく噛み合っています。
時行は歴史上の勝者ではありません。
後世から歴史を振り返れば、室町幕府を開いた足利尊氏のほうが圧倒的に大きな存在として知られています。
にもかかわらず、『逃げ上手の若君』は「最終的な勝者」を主人公にせず、負けても逃げ、再び立ち上がり、歴史に何かを残した人物を主人公にしました。
ここに本作ならではの価値があると私は考えます。
勝者の側から歴史を見るだけなら、北条時行は南北朝時代に現れた反乱勢力の中心人物の一人として短く説明されてしまうかもしれません。
ところが視点を時行側へ移せば、1333年の鎌倉幕府滅亡から1353年までの約20年間が、一人の少年が何度も故郷を目指した長大な物語へ変わります。
漫画というフィクションだからこそ、その「歴史の余白」を感情のある物語として描けたのでしょう。
最終回が派手な勝利ではなくエピローグなのも本作らしい
第238話が「最後の大決戦」そのものではなく、「エピローグ2/2」になっている点にも注目したいところです。
物語のクライマックスを単純な勝敗だけで締めるなら、「尊氏に勝ったか、負けたか」が最大の焦点になります。
しかし北条時行を主人公にする以上、史実との関係を無視して「天下を取り戻して大勝利」という結末にはできません。
だからこそ重要になるのが、勝ったかどうかではなく、時行がどう生きたのかという問いです。
地獄にまで物語を広げた最終回は、読者によって好みが分かれるでしょう。
実際、最終回の感想には、時行の独特な性質を前面に出した締め方について「もっときれいに終わってほしかった」という趣旨の評価も見られました。
その一方で、私はこの少し奇妙な後味こそ、松井優征先生らしい部分でもあると感じます。
史実上の死を描いて静かに幕を閉じれば、歴史漫画としては整った結末になったかもしれません。
それでも最後にフィクションだからできる世界へ飛び出し、時行というキャラクターを「死」で完全に停止させなかった。
どこまで行っても逃げ続ける主人公に、最後の最後まで走る場所を与えたと考えると、第238話の印象も少し変わってきます。
27巻は「結末」から「現実の歴史」へ戻るための一冊
さらに興味深いのが、最終27巻に『PRESENT DAY』が収録され、発売時には実在する古文書についての企画まで展開されたことです。
本編は中世から死後の世界へ進み、特別読切は現代へ。そして完結記念企画では、本物の史料へ読者の視線を戻しています。
この流れを並べると、
漫画の北条時行 → 現代から見た時行 → 実在した北条時行
という三段階になっています。
これは歴史漫画の最終巻として、とても面白い構造です。
漫画を読み終えた瞬間が作品との別れではなく、「実際の北条時行はどんな人物だったのだろう」と歴史へ興味を広げる入口になっています。
連載開始時には、一般にはそれほど知名度が高いとはいえなかった北条時行や南北朝時代そのものが話題になりました。
そして約5年後、その物語が完結したタイミングで1353年の史料へ読者をつなぐ。
筆者としては、ここまで含めて『逃げ上手の若君』という歴史エンターテインメントの締めくくりなのだと感じました。
『逃げ上手の若君』最終回は第238話、単行本は27巻で完結
『逃げ上手の若君』の最終回は、第238話「エピローグ2/2」です。
2026年2月16日発売の『週刊少年ジャンプ』2026年12号で約5年間の連載に幕を下ろし、単行本では2026年10月2日発売の第27巻をもって全巻完結しました。
最終27巻には本編の結末に加え、本編完結後に発表された特別読切『逃げ上手の若君 PRESENT DAY』も収録されています。
そのため「最終回を単行本で読みたい」「逃げ上手の若君は何巻まである?」という方は、全27巻・最終回第238話と覚えておけば大丈夫です。
1333年、鎌倉を追われた北条時行から始まった物語は、逃若党との出会い、中先代の乱、北畠顕家との共闘、観応の擾乱、武蔵野合戦などを経て1353年へ到達しました。
「逃げる」ことを弱さではなく、生きるための才能として描き続けた238話。その終着点を確認するなら、最終27巻まで読むことで『逃げ上手の若君』という作品のテーマがより鮮明に見えてくるでしょう。
よくある質問
『逃げ上手の若君』の最終回は何話ですか?
第238話「エピローグ2/2」です。
2026年2月16日発売の『週刊少年ジャンプ』2026年12号に掲載され、約5年間にわたる連載が完結しました。
『逃げ上手の若君』最終回は単行本の何巻に収録されていますか?
最終第27巻に収録されています。
第27巻は2026年10月2日に発売されているため、2026年10月現在は単行本でも最後まで読むことができます。
『逃げ上手の若君』は全部で何巻・何話ですか?
漫画『逃げ上手の若君』は全27巻・全238話です。
『週刊少年ジャンプ』では2021年8号から2026年12号まで連載され、単行本27巻の発売によってコミックスも完結しました。


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