『呪術廻戦≡(モジュロ)』の主要キャラは、乙骨真剣・乙骨憂花・マルルの3人です。地球側、シムリア側、旧世代という3つの立場から整理すると、複雑に見える人物相関も理解しやすくなります。
舞台は「死滅回游」から68年後の2086年。宇宙から約5万人のシムリア星人が地球へ到着し、日本の呪術師たちは「共存するのか、それとも衝突するのか」という大きな選択を迫られます。
本記事では、『呪術廻戦モジュロ』の登場キャラを「主要人物」「地球側」「シムリア側」「旧世代」「人外・守護獣」に分け、能力や術式、血縁、人物相関、終盤での役割まで整理します。
※本記事には『呪術廻戦≡(モジュロ)』全3巻・全25話の人物設定、術式、終盤の展開に関するネタバレが含まれます。
呪術廻戦モジュロの登場キャラ一覧|主要人物と関係を整理

『呪術廻戦≡(モジュロ)』の中心人物は、地球側の乙骨真剣と乙骨憂花、シムリア側のマルルです。
物語の発端は、宇宙から約5万人のシムリア星人が難民として地球へ到着したことでした。真剣と憂花は、査察役であるマルルとともに京都で発生した誘拐事件を調査し、やがて地球人とシムリア人の種族間対立へ巻き込まれていきます。
登場人物を先に一覧で把握しておくと、「誰が地球側なのか」「誰と誰が家族なのか」「旧作の人物とどうつながるのか」が追いやすくなります。
| キャラクター | 陣営・種族 | 主な能力・特徴 | 重要な関係 | 終盤までの立場 |
|---|---|---|---|---|
| 乙骨真剣 | 地球側・呪術高専京都校 | 呪力を持たない天与呪縛、呪具「火之夜藝」、シン・陰流 | 憂花の兄、乙骨憂太と禪院真希の孫 | 地球とシムリアの対立へ立ち向かう |
| 乙骨憂花 | 地球側・呪術高専京都校 | 十種影法術 | 真剣の妹、乙骨憂太と禪院真希の孫 | 限られた時間の中で共存に関わる |
| マルル | シムリア側・ルメル族 | 第三の目「ロロルカ」、「混沌」と「調和」 | クロスの双子の兄、ドゥーラの教え子 | 地球との共存を模索する |
| クロス | シムリア側・ルメル族 | マルルと術式を共有 | マルルの双子の弟 | 地球への不信から徐々に変化する |
| ダブラ | シムリア側・デスクンテ族 | シムリア最強級の戦闘能力 | スペーニョの兄、ドゥーラの親友 | 約束と家族を守るために戦う |
| 宇佐美鴻 | 地球側・一級術師 | 呪言、外交交渉 | 真剣たちの支援者 | 地球とシムリアの衝突回避を担う |
| ドゥーラ | シムリア側・ルメル族 | 戦闘技術、共存思想 | マルル兄弟の育ての親、ダブラの親友 | 故人だが思想が物語を動かす |
| 宮國千陽 | 地球側・一級術師 | シン・陰流を含む戦闘技術 | 虎杖悠仁と東堂葵の教え子 | 旧世代と新世代をつなぐ |
| 虎杖悠仁 | 旧世代の呪術師 | 赤血操術、御厨子など | 宮國ら後進の師 | 2086年の呪術界へ影響を残す |
| カリヤン | ルメル族の守護獣 | 呪霊に近い性質を持つ霊的生命体 | ルメル族の信仰対象 | 地球との文化的対立の原因となる |
この一覧を見ると、『モジュロ』は単純な「地球側の主人公対宇宙人」という構図ではないことが分かります。
地球側にもシムリアを警戒する人物がいれば、シムリア側にも共存を望む人物と反対する人物が存在します。敵味方よりも「何を守りたいか」で人物を分類したほうが理解しやすい作品だと筆者は感じました。
なお、本記事では作中で明示されている基本設定と、人物の心理や作品テーマについての考察を区別して記載します。不確かな部分を公式設定のように断定せず、確認できる描写を土台に人物像を整理していきます。
呪術廻戦モジュロの人物相関はどうなっている?

人物相関の中心となるのは、乙骨真剣と憂花、マルルとクロス、ダブラとドゥーラという3組です。
所属陣営だけで見るより、「家族」「師弟」「友情」「外交」の4つの線で人物をつなぐと、物語全体の構造が見えやすくなります。
乙骨家を中心とした地球側の関係
乙骨憂太と禪院真希の血筋は、子の乙骨依織を経て、真剣と憂花へ受け継がれます。
- 乙骨憂太と禪院真希:真剣・憂花の祖父母
- 乙骨依織と乙骨美冬:真剣・憂花の両親
- 乙骨真剣と乙骨憂花:兄妹
- 宇佐美鴻:乙骨兄妹を支える外交担当
- 美野和也:宇佐美を現場で支援
- 宮國千陽:真剣の兄弟子
- 虎杖悠仁・東堂葵:宮國へ技術や考え方を伝えた旧世代
乙骨家の人物相関で重要なのは、単純な血縁ではありません。
前作の強者である乙骨憂太と禪院真希の存在が大きすぎるため、子孫はその「偉大な家系」と比較されながら生きることになります。
シムリア側を中心とした関係
シムリア側では、マルルとクロスを中心としたルメル族の関係と、ダブラを中心としたデスクンテ族の関係が交差します。
- マルルとクロス:双子の兄弟
- ドゥーラ:マルル兄弟の育ての親・師
- ダブラ:ドゥーラの親友
- スペーニョ:ダブラの妹
- ジャバロマ:外交面からマルルたちを支援
- オスキ:共生を巡ってマルルと対立
- カリヤン:ルメル族が信仰する守護獣
乙骨兄妹は「家族の継承」、マルルとクロスは「共存への姿勢」、ダブラとドゥーラは「種族を越えた約束」を象徴する関係です。
地球側とシムリア側の間には明確な境界がありますが、マルルと乙骨兄妹の交流、宇佐美とジャバロマの外交、ダブラと巴恭子の接点など、その境界を越えて相手を「一人の個人」として見る人物も登場します。
ここが『モジュロ』の面白いところです。種族単位で見れば対立していても、個人同士では友情や信頼が生まれるため、単純な善悪では人物を整理できません。
アニメ見放題なら、DMM TV!DMM TVなら『呪術廻戦』をはじめ、話題のアニメが月額550円(税込)で見放題!
- 放送中の新作から名作まで、アニメに超強い!
- DMM TVの独占タイトルも多数!
- もちろん14日間無料体験付きで、解約もカンタン!
呪術廻戦モジュロの主要キャラ3人は誰?
『呪術廻戦モジュロ』の主要キャラは、乙骨真剣、乙骨憂花、マルルの3人です。
地球側だけで物語を進めるのではなく、シムリア側にも視点人物を置くことで、どちらか一方だけを絶対的な正義として描かない構成になっています。
乙骨真剣|呪力を持たない乙骨家の少年
基本情報
乙骨真剣は、呪術高専京都校に所属する若い呪術師で、乙骨憂花の兄です。
祖父母は乙骨憂太と禪院真希。真剣は祖母の真希と同じように、生まれつき呪力を持たない代わりに高い身体能力を得る天与呪縛の性質を受け継いでいます。
戦闘では呪具「火之夜藝」を使用し、シン・陰流の技術と鍛えた肉体を組み合わせて術式を持つ相手へ対抗します。
乙骨家の子孫と聞くと、乙骨憂太のような莫大な呪力を想像しやすいだけに、「呪力を持たない」という設定は大きな意外性があります。
作中での役割
真剣は妹の憂花とともに、マルルを伴って京都の誘拐事件を調査します。
一方、家族の中では祖父・乙骨憂太の形見である指輪を巡り、憂花と対立していました。その背景には父・乙骨依織の失踪や、兄妹が受け継いだ力の違いがあります。
つまり真剣の物語は、シムリアとの対立だけではありません。外では異種族との共存問題に向き合い、内では自分自身の家族との関係に向き合う二重構造になっています。
筆者の考察
真剣は、「受け継げなかった人物」ではなく、与えられなかった条件から自分の強さを作る人物だと私は考えます。
乙骨憂太のような膨大な呪力も、禪院家の相伝術式もありません。しかし、真希につながる肉体と、自ら身につけた剣術を組み合わせ、自分だけの戦い方を成立させています。
前作のキャラクターをそのまま再生産するのではなく、血筋の一部だけが思いがけない形で子孫に残る。この点は、「継承」を扱う『モジュロ』らしいキャラクター造形です。
乙骨憂花|十種影法術と余命を背負う妹
基本情報
乙骨憂花は真剣の妹で、同じく呪術高専京都校に所属しています。
禪院家相伝の術式「十種影法術」を受け継ぎ、影を媒介として式神の力を扱います。
兄が呪力を持たない一方、憂花は『呪術廻戦』本編でも重要だった強力な相伝術式を継承しています。
しかし、彼女にはもう一つ極めて重大な設定があります。脳に悪性腫瘍が見つかり、残された時間が限られているのです。
作中での役割
憂花は強力な術式を持ちながら、将来を自由に選べる時間がほとんどありません。
祖父の形見である指輪を巡って真剣と衝突しますが、その争いには術式の有無だけでなく、父の失踪、家族から向けられた期待、自分の余命が複雑に絡んでいます。
能力だけを見れば兄より「恵まれている」ように映りますが、人生全体を見れば決してそうではありません。
この対比が兄妹関係を単純な嫉妬や相続争いでは終わらせていません。
筆者の考察
憂花が指輪へ執着する理由について、作中の描写だけで一つに断定することはできません。
ただ、余命を知る彼女にとって、祖父の形見は家族とのつながりや、自分が確かに愛されていたという感覚を支える品だった、と読むことはできます。
真剣が「力を受け継がなくても時間がある人物」なら、憂花は「大きな力を受け継いでも、それを使える時間が足りない人物」です。
兄妹は互いに、自分にはないものを相手の中に見ています。この非対称さこそ、乙骨兄妹の関係を理解するうえで重要だと感じました。
マルル|地球との共存を探るシムリアの査察役
基本情報
マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリは、通称「マル」と呼ばれるルメル族の青年です。
シムリア星人の査察役として地球を訪れ、真剣と憂花の任務へ同行します。額には、呪力や生命に関係する第三の目「ロロルカ」があります。
双子の弟クロスとは、「混沌」と「調和」と呼ばれる術式を共有しています。
この能力は、重力、温度、物体の動き、植物の成長など、複数の現象へ干渉できる応用範囲の広いものです。
作中での役割
マルルは地球の文化や生き物へ関心を持ち、異なる種族を理解しようとします。
地球人への警戒心が強いクロスとは対照的ですが、仲間の危機には戦う覚悟も示します。
共存を理想論として語るだけでなく、実際に地球人と行動し、その中で可能性を確かめていく人物です。
この点でマルルは、『モジュロ』の「異なる存在と理解し合えるのか」というテーマを最も分かりやすく背負ったキャラクターと言えるでしょう。
筆者の考察
マルルとクロスの共有術式は、双子の血縁だけでなく、本作の共存問題そのものを映す仕組みにも見えます。
片方が大きな力を使えば、もう片方も影響を受けます。相手を完全に切り離し、一方だけが無傷で生き残ることは難しい構造です。
これは筆者の解釈ですが、地球とシムリアの関係にも重なります。
互いを排除すれば問題が消えるのではなく、すでに同じ世界で暮らし始めた以上、どちらかの選択がもう片方へ影響する。マルルの存在は、その現実を人物レベルで見せているように感じます。
地球側の登場キャラと役割
地球側には乙骨家の人々、呪術高専関係者、外交を担当する術師、そして前作から続く旧世代が登場します。
主要3人以外は、能力をすべて暗記するよりも、乙骨兄妹やシムリア問題へどの立場から関わっているかを押さえると理解しやすくなります。
乙骨依織|失踪した真剣と憂花の父
乙骨依織は、乙骨憂太と禪院真希の息子であり、真剣と憂花の父です。
強大な力を持つ親世代と自分たちの世代を比較し、力が足りないという焦りを抱えていました。
十種影法術を持つ憂花が生まれた後、依織は家族の前から姿を消します。
ただし、「自分の役割が終わったから失踪した」という点は、本人が明確に説明した事実として断定するより、周囲の状況から推測される動機として分けて考えるべきでしょう。
依織が理由を説明せずに消えたことは、真剣と憂花の双方へ罪悪感と疑問を残しました。
前作の強者の血を引くことは必ずしも祝福だけではない、という現実を最も強く示す人物の一人です。
乙骨美冬|兄妹を育てた母
乙骨美冬は依織の妻で、真剣と憂花の母親です。
夫の失踪後も乙骨家を支え、子どもたちを育てました。
義父母である憂太と真希が孫へ甘く接する中、美冬は将来を案じて厳しい態度を取ります。
その行動が正しかったかどうかは一概に決められません。
ただし、才能ある家系の子どもを育てる責任と、親が「本人のため」と考えた選択が子どもの受け止め方と食い違う現実を示す人物と読めます。
リカ|乙骨憂太との約束を守る存在
リカは、乙骨憂太と深い結び付きを持つ存在です。
『モジュロ』では、危機に陥った真剣の前へ現れ、憂太との約束に従って彼を救います。
この場面は、乙骨家が未来へ残したものが血筋や術式だけではないことを示しています。
生前に交わした約束もまた、68年後の子孫を守る力として残されたのです。
筆者としては、この描写は『モジュロ』における「継承」の意味を考えるうえで非常に重要だと感じます。
遺伝する能力だけではなく、誰かを守りたいという意思まで次世代へ届いているからです。
宇佐美鴻|呪言を使う外交担当の一級術師
宇佐美鴻は、シムリア星人との外交を担う地球側の一級術師です。
術式は、言葉によって相手へ強制力を及ぼす呪言です。
大きな力を持ちながら、戦闘よりも交渉によって衝突を防ごうとします。
言葉を武器にできる人物が、外交の場ではその言葉を慎重に選ばなければならないという構図が印象的です。
宇佐美は、戦うためではなく、戦いを避けるために術式と立場を使う未来の呪術師像を示しています。
前作では呪術師の力が呪霊や敵対術師を倒すために使われる場面が中心でしたが、2086年では「外交」という用途が前面へ出ている点も大きな変化です。
美野和也|任務を支える補助監督
美野和也は、宇佐美の部下として行動する補助監督です。
呪いを視認できる「窓」として活動した経験を持ち、任務の支援、連絡、捜索、シムリア側との調整を担当します。
派手な戦闘能力を持たない人物が現場を支えることで、2086年の呪術社会が個人の強さだけではなく、組織的な連携によって動いていることが分かります。
『呪術廻戦』という作品は強者へ目が向きやすいですが、実際に社会を維持するには、こうした裏方の存在が欠かせません。
薬丸|シムリアへの不安を敵意へ変えた術師
薬丸は、シムリアとの外交任務に参加する地球側の術師です。
約5万人の地球外生命体が突然現れた状況で、警戒心を抱くこと自体には理解できる面があります。
問題は、その恐怖をシムリア人全体への決め付けへ変えてしまった点です。
結果として、両陣営の衝突につながりかねない火種を生みました。
薬丸は、正当な不安であっても、相手を一人ひとり見なくなれば偏見や攻撃性へ変化する危険を示す人物と考えられます。
本作が単純に「共存は正しい」と唱えるだけではなく、共存に対する現実的な恐怖も描いていることが分かるキャラクターです。
宮國千陽|虎杖と東堂の教えを継ぐ一級術師
宮國千陽は、呪術師部隊を率いる一級術師です。
虎杖悠仁と東堂葵から教えを受け、真剣にとっては兄弟子にあたります。
術式だけでなく、シン・陰流の技術も修めています。
宮國の存在によって、前作の時代と2086年の新世代が一本の線で結ばれます。
受け継がれたのは戦闘技術だけではありません。
誰を守るのか、何のために戦うのかという判断基準も、師弟関係を通じて次世代へ残されています。
巴恭子|ダブラを一人の人物として見る教員
巴恭子は、呪術高専の栄養教諭です。
文化交流の場でダブラを目にし、危険な戦力や外交上の問題としてではなく、一人の異性として興味を抱きます。
この反応は深刻な物語の息抜きとしても機能しますが、相手を種族や戦闘力だけで分類しない姿勢の表れとも読めます。
共存は、大きな条約や制度だけで始まるものではありません。
目の前の相手を「シムリア人」という集団の代表ではなく、一人の個人として見ることも出発点になります。
シムリア星人の登場キャラと種族関係
シムリア側の中心人物は、マルル、クロス、ダブラです。
約5万人のシムリア星人は一枚岩ではありません。
地球との共存を望む者、慎重な者、反対する者がおり、さらにルメル族やデスクンテ族といった種族の違いも存在します。
ここを理解すると、「シムリア星人=敵」という単純な構図ではないことがより明確になります。
クロス|地球人を警戒するマルルの双子の弟
クロス・ヴァル・コラク・イェルヴリは、マルルの双子の弟です。
マルルと「混沌」と「調和」の術式を共有していますが、地球人への姿勢は大きく異なります。
過去の経験から他者を簡単には信用せず、当初は地球との共生にも否定的でした。
しかし、憂花たちとの交流を通じて、その価値観には変化が生まれていきます。
クロスは単なる反対役ではありません。
マルルが共存の可能性を信じる人物なら、クロスは「失敗した場合に何が起こるか」を忘れない人物です。
共存を続けるには理想だけでなく慎重さも必要であることを、双子の対立が示しています。
ダブラ|地球側から最大級の脅威と警戒された戦士
ダブラ・カラバは、デスクンテ族出身のシムリア人です。
シムリア側を代表する最強級の戦士であり、地球側からは宿儺と比較されるほど危険な戦力として警戒されます。
ここでの「宿儺級」は、ダブラの実力を完全に同一と断定する表現ではありません。
地球側が未知の強者を評価する際、宿儺という過去最大級の脅威を基準にしたと捉えたほうが適切でしょう。
ダブラの行動を理解する鍵は、親友ドゥーラと妹スペーニョです。
ダブラはスペーニョを人質に取られたことで、親友であるドゥーラとの戦いを拒めない状況へ追い込まれました。
ドゥーラを倒した後も、亡き親友との約束を守り、ルメル族を守ろうとします。
地球側から見れば危険な存在ですが、本人の目的は征服ではありません。
家族を救い、友との約束を果たそうとする行動が、立場の違いによって地球側との衝突を招いているのです。
筆者としては、ダブラは『モジュロ』の中でも特に「敵味方という分類の限界」を体現している人物だと感じます。
ジャバロマ|シムリア側の外交特使
ジャバロマ・アエ・プリメル・プリミチは、ルメル族の外交特使です。
豪快な外見に反して状況を冷静に分析し、対話による解決を探ります。
マルルとクロスから信頼され、ドゥーラとも長い付き合いがありました。
地球側の宇佐美と、シムリア側のジャバロマは、陣営こそ異なりますが役割が似ています。
強者同士の戦闘で決着をつけるのではなく、時間をかけて交渉を続ける2人の存在は、未来の呪術社会における重要な変化です。
戦闘能力の高い人物ばかりが物語を動かすのではなく、「戦わない選択肢を残す人」が重要になっている点に注目です。
ドゥーラ|共存の思想を残した育ての親
ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカは、マルルとクロスの育ての親であり、師匠でもあったルメル族の戦士です。
ダブラとは、種族の違いを越えて互いを認め合った親友でした。
最終的にはダブラとの戦いで命を落としますが、共存への考えと約束は残ります。
マルルは積極的な交流という形で、クロスは警戒しながら仲間を守る形で、その思想を受け継ぎました。
ダブラもまた、ドゥーラとの約束に従い、ルメル族を守ろうとします。
つまり、ドゥーラ本人はすでにいなくても、彼が残した言葉と関係性が複数の人物の行動原理になっているのです。
故人でありながら、シムリア側の人物相関をつなぐ中心人物と言えるでしょう。
スペーニョ|ダブラの妹
スペーニョ・カラバは、ダブラの妹です。
デスクンテ族長によって呪いをかけられ、兄を従わせるための人質として利用されます。
スペーニョの存在によって、ダブラが自ら望んでドゥーラと戦ったわけではないことが分かります。
最強級の力を持つ人物であっても、守りたい家族を人質に取られれば自由に選択できるとは限りません。
スペーニョは、ダブラの「圧倒的な強さ」と「どうにもならない不自由さ」を同時に浮き彫りにする人物です。
オスキ|地球との共生に反対するルメル族
オスキ・ヴァル・クグラ・スカラオは、地球人との共生に反対するルメル族の戦士です。
共生派のマルルと意見が合わず、デスクンテ族のダブラがシムリア側の代表となったことにも不満を抱きます。
一方で、仲間を守ろうとする意識は強く、ルメル族の中で頼られる場面もあります。
オスキの存在は、約5万人のシムリア星人が同じ価値観を持つ集団ではないことを示します。
シムリア側にも政治、種族間の対立、信仰、過去の経験による意見の違いがあります。
現実の社会と同じように、「同じ出身だから同じ意見」とは限らない。この点が『モジュロ』の世界設定に厚みを与えています。
カリヤン|呪霊と誤認問題を生んだ守護獣
カリヤンは、ルメル族が守護獣として信仰してきた霊的生命体です。
長寿の個体も存在し、ルメル族の文化や精神生活と深く結び付いています。
ところが、その性質が地球の呪霊に近かったことで、シムリア側は地球の呪霊も守るべき存在だと認識します。
この文化と知識の違いが、地球側との大きな対立を生みました。
カリヤンを巡る問題は、敵を倒せば終わる単純な事件ではありません。
地球側にとって危険な存在でも、ルメル族にとっては長い歴史を持つ信仰対象です。
文化的には神聖であっても現実の危険性があるなら管理が必要になります。一方で、安全だけを理由に他者の文化を一方的に否定すれば、共存そのものが崩れます。
安全・信仰・共同体の歴史をどう両立するのか。
カリヤン問題は、『モジュロ』において戦闘以上に難しい「異文化理解」の課題を提示していると考えられます。
前作『呪術廻戦』のキャラはモジュロにどう関わる?
前作の登場人物は、血筋、技術、約束、制度という形で2086年へ影響を残しています。
単なる人気キャラの再登場ではなく、旧世代が残したものが新世代を助ける一方で、ときには重荷にもなる構成です。
虎杖悠仁|2086年にも生きる旧世代の術師
虎杖悠仁は、「死滅回游」から68年後の2086年にも生きています。
作中では、人間とは異なる長い時間を生きる存在となり、赤血操術や御厨子などの能力を発展させています。
ただし、その長寿の理由を特定の要因だけへ結び付ける際には注意が必要です。
呪胎九相図を取り込んだ影響などが関係すると考えられるものの、推測を含む部分は明示された設定と分けて読む必要があります。
虎杖は東堂葵とともに後進を育て、宮國千陽らへ技術と考え方を伝えました。
前作では「正しい死」を問い続けた虎杖ですが、『モジュロ』では自分が長く生きることで、「自分より先に人々が死んでいく世界で何を残すか」という別の問題へ向き合っているように見えます。
これは旧作を知る読者ほど重く感じる変化でしょう。
釘崎野薔薇|未来へ備える計画の協力者
釘崎野薔薇も、未来の呪術界へ備える動きに関わります。
虎杖の考えを感情だけで受け入れるのではなく、必要性を踏まえて現実的に協力する立場です。
計画の具体的な関与範囲については、作中で明示された内容と、周辺描写から読み取れる役割を分けて考える必要があります。
虎杖が長期的な構想を描き、釘崎が現実へ落とし込んでいく関係は、学生時代とは異なる形で続く2人の結び付きと読めます。
かつて同じ現場を走っていた仲間が、数十年後には「未来へ何を残すか」を考える側になっている点にも、時間の経過を強く感じます。
東堂葵|技術と生き方を伝えた師
東堂葵は、弟子の宮國へ戦闘技術だけでなく、何を愛し、何のために戦うのかという考え方を伝えます。
前作でも突飛な言動の奥には、自分の価値観を持ち、他者の生き方を問う一貫した姿勢がありました。
『モジュロ』では、その哲学が次世代へ受け継がれています。
強い術式を残すことだけが継承ではありません。
迷ったときの判断基準を残すことも、師が未来へ渡せる大切な遺産です。
乙骨憂太と禪院真希|兄妹へ残された力と重圧
乙骨憂太と禪院真希は、真剣と憂花の祖父母です。
真剣は真希につながる身体的な性質を受け継ぎ、憂花は禪院家につながる十種影法術を受け継ぎました。
一方、憂太が残した指輪は兄妹の対立を引き起こします。
旧世代の遺産は、新世代を助ける力であると同時に、比較、期待、責任という重荷にもなりました。
ここは『モジュロ』ならではの興味深いところです。
普通の続編であれば、「前作の英雄の子孫」という設定は特別な力を与えるために使われがちです。
しかし本作では、偉大な先祖がいるからこそ「同じように強くなれるのか」「自分には何が残されたのか」という悩みまで描いています。
『モジュロ』は、前作キャラの功績を称えるだけではなく、その功績の大きさが子孫へどのような影を落とすのかまで描いている作品です。
人物相関で重要な3組とは?
物語の中心となる関係は、乙骨真剣と憂花、マルルとクロス、ダブラとドゥーラの3組です。
各人物の能力を覚えるだけでなく、この3組が「何を巡って対立し」「何を守ろうとしているのか」を押さえると、終盤の展開を理解しやすくなります。
乙骨真剣と憂花|指輪に表れた家族の傷
兄妹が対立する直接の原因は、祖父・乙骨憂太の形見である指輪です。
しかし、その背景には父・依織の失踪、術式の有無、余命、祖父母から受け継いだ期待があります。
真剣には術式がありませんが、未来を選ぶ時間があります。
憂花には強力な術式がありますが、その時間は限られています。
2人はそれぞれ、自分にないものを相手の中に見ています。
そのため、指輪の争いは単なる所有権の問題ではありません。
「自分は家族からどのように見られていたのか」「自分も確かに愛されていたのか」を確かめようとする衝突にも見えます。
筆者としては、乙骨兄妹の関係が最も胸に残るのは、どちらか一方だけが悪いとは言えないからです。
双方に事情があり、互いを理解できないまま時間だけが減っていく。その切迫感が、憂花の余命設定によってさらに強くなっています。
マルルとクロス|共存への希望と警戒
マルルは地球との共存を積極的に探り、クロスは地球人を警戒します。
それでも2人は同じ術式を共有し、完全に切り離すことができません。
興味深いのは、共存派と反対派がまったく別の集団として描かれていない点です。
同じ家族、同じ共同体、同じ能力を持つ者同士でも、過去の経験によって出す結論は変わります。
これは「どちらが正しいか」だけを決める作品ではありません。
マルルには理想を追う強さがありますが、クロスには危険を忘れない慎重さがあります。
異なる意見の相手を排除するのではなく、つながったまま答えを探すことが双子へ求められています。
ダブラとドゥーラ|戦いの後も残った友情
ダブラとドゥーラは、異なる種族に属しながら互いを認め合った親友です。
ダブラは妹を人質に取られたことで、ドゥーラと戦うよう強制されます。
結果だけを見れば、ダブラはドゥーラを倒した敵です。
しかし、その後もドゥーラとの約束を守り、ルメル族を守ろうとします。
本作では、戦った相手が必ずしも憎むべき敵とは限りません。
本人の意思とは別に、家族、種族、政治的な立場によって戦わされる場合があります。
ダブラは望まなかった決断の責任を背負い、その後の行動によって友情を証明し続ける人物です。
この関係を知ると、ダブラを単純な「強敵」としてだけ見ることは難しくなります。
登場キャラから分かる『モジュロ』最大の特徴とは?
『モジュロ』の登場キャラを整理していくと、最大の特徴は能力よりも「受け継いだもの」と「選び直すもの」が人物関係を動かしていることだと分かります。
乙骨家の血筋、十種影法術、天与呪縛、虎杖や東堂の教え、ドゥーラの思想、カリヤンへの信仰。
ほとんどの人物が、過去から何らかのものを受け継いでいます。
ところが、受け継いだものをそのまま守れば良いわけではありません。
乙骨兄妹は家族から引き継いだ傷を整理する必要があり、クロスは過去の経験から生まれた地球人への不信と向き合います。
ルメル族も、カリヤンへの信仰を大切にしながら、地球社会の安全とどこまで折り合えるのかを考えなければなりません。
ここに、前作『呪術廻戦』との大きな違いがあります。
前作では、個人が強大な呪いや宿命をどう背負うかが重要でした。
一方、『モジュロ』ではその問いがさらに社会へ広がり、「過去から受け継いだ価値観を、未来の社会でもそのまま使えるのか」が問われています。
キャラ一覧の記事でありながら、この視点を持って人物を見ると、一人ひとりの役割がかなり分かりやすくなります。
キャラ構成から考察する「モジュロ」の意味
ここからは、全3巻・全25話の人物関係を踏まえた筆者の考察です。
作者が題名の意味として明言した公式解説ではなく、作品内の設定を結び付けた一つの読み方としてご覧ください。
数学における「モジュロ」は、割り算の余りや、同じ余りを持つ数の関係を扱う際に使われる言葉です。
本作の登場人物たちも、旧世代の力や思想を完全な形で受け継いだわけではありません。
真剣には乙骨憂太のような呪力がなく、憂花には力を使い続ける時間がありません。
マルルとクロスは同じ教えを受けても、共存への向き合い方が異なります。
ダブラはドゥーラ本人を失いましたが、約束を残されています。
虎杖は旧世代の仲間と同じ時間を歩み続けられなくても、技術や考え方を後世へ渡そうとします。
こうした人物の手元に残るものは、過去をそのまま再現する完全な遺産ではありません。
長い時間の中で削られ、形を変え、それでも消えなかった「余り」のようなものです。
私は、『モジュロ』が描く継承とは、過去と同じ人物になることではないと考えます。
真剣は憂太にも真希にもなれません。
マルルはドゥーラとまったく同じ方法で共存を実現するわけではありません。
ダブラも、失った友を取り戻すことはできません。
それでも、残された力、約束、後悔を受け取り、自分の時代に合う形へ作り直すことはできます。
この視点で人物相関を見ると、乙骨家の指輪、ドゥーラの約束、虎杖が残す技術、ルメル族のカリヤン信仰は、すべて過去から現在へ残されたものです。
一方で、受け継ぐだけでは未来へ進めません。
乙骨兄妹は家族への誤解を、クロスは地球人への一律の不信を、ルメル族はカリヤンに関する従来の認識を見直す必要があります。
何を受け継ぎ、何を手放すのか。
この選択こそが、『呪術廻戦≡(モジュロ)』のキャラクターを結ぶ重要なテーマではないでしょうか。
そして筆者として特に面白いと感じるのは、「受け継ぐこと」と「変えること」が対立していない点です。
過去を大切にするからこそ、そのまま保存するのではなく、新しい時代に合わせて意味を更新していく。
真剣、憂花、マルルたちは、前世代のコピーになることではなく、前世代が残したものを材料に自分たちなりの答えを作ろうとしています。
続編作品として考えても、この構造は非常に相性が良いと感じました。
旧作ファンに懐かしさを提供しながら、新世代を単なる「○○の子孫」で終わらせず、それぞれ独立した人生を持つ人物として描けるからです。
今後キャラを見るときに注目したいポイント
『呪術廻戦モジュロ』の登場キャラは数が多いため、名前や能力だけを覚えようとすると混乱しやすくなります。
そこで、読む際は次の3点を意識すると人物関係を整理しやすくなります。
- 誰から何を受け継いだ人物なのか
- 何を守るために行動しているのか
- 地球とシムリアの共存へどの立場を取っているのか
たとえば、真剣なら「真希につながる身体」「妹を含む家族」、マルルなら「ドゥーラの思想」「地球との共存」、ダブラなら「ドゥーラとの約束」「妹スペーニョ」が行動を理解する鍵になります。
この視点で見ると、能力が複雑な人物でも役割を見失いにくくなります。
また、共存派と反対派を単純に善悪へ当てはめないことも重要です。
クロスやオスキが地球を警戒する背景にも理由があり、地球側がシムリアを恐れる事情にも一定の合理性があります。
『モジュロ』は「理解すればすべて解決する」という楽観的な物語ではありません。
理解し合えない部分が残ったままでも、それでも同じ世界で生きる方法を探せるのか。その問いを、複数の登場人物が異なる立場から投げかけています。
よくある質問
呪術廻戦モジュロの主人公は誰ですか?
物語の中心人物は、乙骨真剣、乙骨憂花、マルルの3人です。
地球側とシムリア側の双方に視点人物を置き、共存問題を一方の立場だけで描かない構成になっています。
呪術廻戦モジュロはいつの物語ですか?
舞台は「死滅回游」から68年後にあたる2086年です。
宇宙から約5万人のシムリア星人が地球へ到着し、日本の呪術師と共存できるかが物語の軸になります。
乙骨真剣と乙骨憂花はどんな関係ですか?
乙骨真剣と乙骨憂花は兄妹です。
2人とも乙骨憂太と禪院真希の孫ですが、真剣は呪力を持たない天与呪縛の性質を持ち、憂花は十種影法術を受け継ぐなど、能力面には大きな違いがあります。
乙骨真剣と乙骨憂花はなぜ対立していますか?
直接の原因は、祖父・乙骨憂太の形見である指輪を巡る問題です。
ただし、父・依織の失踪、術式の有無、憂花の余命、家族から受け継いだ期待も関係しており、単なる兄妹げんかではありません。
マルルとクロスはどのような関係ですか?
マルルとクロスは、ルメル族の双子の兄弟です。
マルルは地球との共存に前向きですが、クロスは地球人へ強い警戒心を持っています。
2人は術式を共有しており、一方の力の使用がもう一方へ影響するという特殊な関係でもあります。
ダブラは敵キャラですか?
地球側からは最大級の脅威として警戒されますが、単純な侵略者ではありません。
妹スペーニョを救い、親友ドゥーラとの約束を守ることが主な行動原理です。
立場の違いによって地球側と衝突する人物であり、「悪役」と一言で分類するのは難しいキャラクターです。
前作『呪術廻戦』のキャラも登場しますか?
虎杖悠仁、釘崎野薔薇、東堂葵など旧世代の人物が関わります。
また、乙骨憂太と禪院真希は真剣と憂花の祖父母として、血筋や能力、残した約束を通じて2086年の物語へ大きな影響を与えています。
呪術廻戦モジュロは何巻で完結していますか?
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は全3巻・全25話で完結しています。
巻ごとの紹介や掲載情報について確認したい場合は、閲覧時点の集英社および少年ジャンプの公式案内もあわせて確認するのがおすすめです。
まとめ
『呪術廻戦≡(モジュロ)』の主要キャラは、乙骨真剣、乙骨憂花、マルルの3人です。
地球側では乙骨家、宇佐美鴻、宮國千陽らが登場し、シムリア側ではクロス、ダブラ、ドゥーラ、ジャバロマ、オスキらが物語へ関わります。
人物相関の中心は、家族の傷を抱える真剣と憂花、共存への姿勢が異なるマルルとクロス、戦いの後も約束で結ばれるダブラとドゥーラです。
また、虎杖悠仁、釘崎野薔薇、東堂葵、乙骨憂太、禪院真希ら旧世代も、血筋、技術、思想、約束という形で2086年へ影響を残しています。
登場人物を整理する際は、現在の敵味方だけでなく、誰から何を受け継ぎ、何を守ろうとしているのかに注目してみてください。
すると、複雑に見える人物相関が「過去から残された遺産」と「新しい時代の共存」を巡る一つの物語としてつながって見えてきます。
個人的には、『モジュロ』のキャラ構成で最も興味深いのは、旧世代の存在を単なる懐かしさとして使っていない点です。
憂太や真希、虎杖、東堂たちが残したものは、新世代を助ける力にもなれば、比較や責任という重圧にもなります。
その遺産をそのまま受け取るのではなく、自分たちの時代に必要な形へ変えられるか。
そこに、乙骨真剣たち新世代の物語としての魅力があると考えます。
📚 アニメを観たら、原作漫画もチェックしよう!アニメだけじゃ物足りない!
「この先の展開が気になる…」「原作にしかない描写も読みたい…」
そんなあなたにおすすめなのが DMMブックス!
- 初回登録で最大70%OFFクーポンが使える!
- スマホ・タブレット・PCでいつでも読める!
- 無料試し読み対応&ポイント還元キャンペーンも多数!
参照・確認情報
本記事は『呪術廻戦≡(モジュロ)』全3巻・全25話の作中描写、集英社の公式作品紹介、各巻の公式紹介文をもとに整理し、2026年8月1日時点で確認した内容です。
人物の所属、能力、血縁、作中で明示された出来事は基本情報として記載し、心理や題名の意味に関する分析は「筆者の考察」として区別しています。




コメント