『呪術回線モジュロ』と検索される作品の正式名称は『呪術廻戦≡(モジュロ)』で、2025年9月8日発売の「週刊少年ジャンプ」2025年41号から始まった短期集中連載です。
原作は『呪術廻戦』作者の芥見下々先生、作画は『暗号学園のいろは』の岩崎優次先生が担当しています。少年ジャンプ+だけの作品ではなく、週刊少年ジャンプ本誌で正式に連載された『呪術廻戦』の近未来スピンオフです。
この記事では、「呪術回線モジュロはどのジャンプで連載されたのか」「いつから始まったのか」「誰が描いているのか」「本編とどうつながるのか」といった疑問を、掲載情報から物語の舞台、コミックスまで順番に解説します。
呪術回線モジュロはジャンプ連載?掲載誌と開始号を解説
結論からお伝えすると、『呪術廻戦≡(モジュロ)』は集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載された作品です。
連載開始は2025年9月8日発売の「週刊少年ジャンプ」2025年41号。初回は表紙を飾り、さらに巻頭カラー54ページという大きな扱いでスタートしました。
「少年ジャンプ+で見かけたので、ジャンプ+の作品だと思っていた」という方もいるかもしれません。しかし、作品そのものの初出は週刊少年ジャンプです。
掲載情報をまとめると、次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式タイトル | 呪術廻戦≡ |
| 読み方 | じゅじゅつかいせんモジュロ |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| 連載開始号 | 2025年41号 |
| 発売日 | 2025年9月8日 |
| 連載形式 | 短期集中連載 |
| 原作 | 芥見下々 |
| 作画 | 岩崎優次 |
| 初回掲載 | 表紙・巻頭カラー54ページ |
| 本編との関係 | 『呪術廻戦』の近未来スピンオフ |
| 主な舞台 | 死滅回游から68年後の2086年 |
つまり、「呪術回線モジュロはジャンプ連載なのか」という検索意図に対する答えは、週刊少年ジャンプ本誌で正式に連載された作品であるとなります。
少年ジャンプ+だけで展開されたオリジナル外伝でも、単行本限定の描き下ろしでもありません。
少年ジャンプ+では第1話の試し読みページが公開されましたが、そこでも週刊少年ジャンプの新連載を紹介する位置付けでした。
この違いは意外に重要です。掲載媒体を正しく把握しておけば、連載当時の号を探したい場合や、電子版バックナンバー、コミックスを調べる際にも迷いにくくなります。
「呪術回線」ではなく正式名称は「呪術廻戦」
検索するときに特に間違えやすいのが、「回線」と「廻戦」の違いです。
「回線」はスマートフォンやインターネットなど日常生活で使う機会が多い言葉なので、日本語入力ではこちらに変換されやすく、「呪術回線モジュロ」と検索する方も珍しくありません。
ただし、正式な作品名は次の表記です。
『呪術廻戦≡(モジュロ)』
本編も『呪術廻戦』であり、「呪術回線」ではありません。
さらに、タイトル末尾の記号にも注意が必要です。一見すると「=」のように見えますが、正式表記では「≡」が使用されています。
そのため、作品名を正確に書く場合は『呪術廻戦≡』、読み方まで含めるなら『呪術廻戦≡(モジュロ)』となります。
検索では「呪術廻戦 モジュロ ジャンプ」「呪術廻戦 モジュロ 連載」などと入力すると、作品情報を探しやすいでしょう。
呪術廻戦モジュロはいつから連載された?
『呪術廻戦≡(モジュロ)』の連載開始日は、2025年9月8日です。
同日に発売された「週刊少年ジャンプ」2025年41号で新連載としてスタートし、『呪術廻戦』の近未来を描くスピンオフとして展開されました。
ここで押さえておきたいのが、本編『呪術廻戦』完結との時間関係です。
本編は2018年3月5日発売の「週刊少年ジャンプ」2018年14号から始まり、2024年9月30日発売の2024年44号で完結しました。
つまり、『モジュロ』は約6年半続いた本編が完結してから、およそ1年後に始動した新たな連載企画です。
時系列を整理すると、次のようになります。
- 2018年3月5日:本編『呪術廻戦』連載開始
- 2024年9月30日:本編『呪術廻戦』完結
- 2025年9月8日:『呪術廻戦≡(モジュロ)』連載開始
芥見下々先生にとっては、『呪術廻戦』完結後初となる連載作品です。
本編では芥見先生自身が原作と作画を手掛けていましたが、『モジュロ』では原作・芥見下々、作画・岩崎優次という分業形式になりました。
シリーズの物語や世界設定を生み出した芥見先生がストーリーを担当し、別の漫画家が作画を受け持つという点は、本編との大きな違いです。
筆者としては、この制作体制こそ『モジュロ』を見るうえで重要なポイントだと感じます。
単純に『呪術廻戦』を再開するのではなく、「世界観を引き継ぎつつ、別の表現者によって未来を描く」という方法を選んだからです。
モジュロは短期集中連載
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、通常の長期連載ではなく、短期集中連載として企画されました。
芥見下々先生は連載開始時、想定する連載期間について「半年ほど」、コミックスでは「3巻くらい」という規模を示しています。
そのため、人気次第で何十巻も続くことを前提とした作品というより、あらかじめ物語全体の大まかな長さを想定した企画と考えられます。
「短期集中連載」と聞くと数話程度のミニシリーズを想像する方もいるでしょう。
しかし、『モジュロ』は単行本約3巻分を想定しており、新主人公、新時代、新たな種族との接触まで描くため、単なる記念読み切りとは性質が異なります。
むしろ、長期化を前提としないからこそ、物語の目的や対立構造を比較的早いテンポで描ける点が魅力です。
本編全30巻を読み直す時間はないけれど、『呪術廻戦』の新しい物語には触れてみたいという読者にとっても、入りやすい規模といえるでしょう。
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呪術廻戦モジュロの原作と作画は誰?
『呪術廻戦≡(モジュロ)』を制作しているのは、原作・芥見下々先生、作画・岩崎優次先生のコンビです。
本編の世界観とつながる設定、物語、キャラクターの土台を芥見先生が担当し、それを岩崎先生が漫画として描いています。
作画担当が変わったことは、シリーズファンにとって最も大きく印象が変わる部分の一つでしょう。
ただし、これは単なる作家交代ではありません。原作者である芥見先生が物語そのものに関わっているため、『呪術廻戦』の世界を踏まえた派生作品として成立しています。
原作は『呪術廻戦』作者の芥見下々先生
芥見下々先生は、『東京都立呪術高等専門学校』を前身として、2018年から『呪術廻戦』を「週刊少年ジャンプ」で連載しました。
本編は全30巻で完結しており、前日譚にあたる『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』も刊行されています。
『モジュロ』誕生には、過去に持ち込まれたスピンオフ企画も関係していました。
芥見先生は本編連載中、別の作家が執筆するスピンオフの提案を受けていたものの、自分の管理できない範囲で作品名だけが独り歩きすることへの不安などから、当時は実現しなかったと説明しています。
一方、その提案をきっかけとして、本編の設定を別角度から掘り下げる案、時代そのものを変更する案、パラレルワールドとして展開する案などを考えるようになりました。
そうした複数の可能性の中で、特に大きな意外性を持っていた企画が『モジュロ』であり、連載会議を経て形になったとされています。
この経緯はかなり重要です。
『モジュロ』は、人気作品のタイトルを使っただけの外部企画ではなく、芥見先生自身が「呪術廻戦の世界をどう広げるか」を考えた末に成立した作品だからです。
スピンオフでありながら、本編の未来を扱えるのも、原作者本人が物語の根幹に関わっているからこそでしょう。
作画は『暗号学園のいろは』の岩崎優次先生
作画を担当する岩崎優次先生は、西尾維新先生が原作を務めた『暗号学園のいろは』で作画を担当した漫画家です。
同作は「週刊少年ジャンプ」2022年51号から2024年10号まで連載され、全7巻が刊行されました。
複雑な情報を整理した画面構成や、多数の設定を漫画として読み進めやすく見せる表現を経験してきた作家であり、SF要素が加わった『モジュロ』との組み合わせにも注目が集まりました。
岩崎先生は、芥見先生からの依頼を担当編集者経由で受けた際、喜びだけでなく「自分でよいのだろうか」という不安もあったことを明かしています。
それでも、『呪術廻戦』ファンだけではなく、シリーズをまだ読んだことがない読者にも物語を届けたいという思いで制作に臨みました。

『呪術廻戦』本編では、芥見先生ならではの荒々しい線や、緊張感を一気に高める構図も大きな魅力でした。
そのため、作画担当が変わったことで、最初は違和感を覚えた読者もいるかもしれません。
しかし、『モジュロ』では本編の絵柄を忠実にコピーすることよりも、岩崎先生の作画によって68年後の新しい呪術世界を描くこと自体が作品の個性になっています。
私は、ここを「本編と絵が違う」とだけ捉えるより、「未来になった世界を別の視覚表現で見せている」と考えたほうが、作品の狙いを理解しやすいと感じます。
人間関係も社会も呪術界も大きく変化しているのであれば、漫画としての見え方まで変化することは、むしろ自然とも考えられるからです。
呪術廻戦モジュロは本編の何年後?2086年のあらすじ
『呪術廻戦≡(モジュロ)』の舞台は、「死滅回游」から68年後にあたる2086年です。
虎杖悠仁たちが活躍した本編の時代から大きく時間が進み、呪術界も次の世代へ移っています。
物語の発端となるのは、宇宙船とともに地球へ現れた地球外生命体の存在です。
彼らは「シムリア星人」を名乗り、人類と接触します。
「呪術廻戦なのに宇宙人?」と驚いた方も多いでしょう。しかし、ここが『モジュロ』を本編の焼き直しで終わらせない最大の特徴です。
中心人物として登場するのが、乙骨真剣、乙骨憂花、そしてシムリア星人側のマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリです。
| キャラクター | 立場・特徴 |
|---|---|
| 乙骨真剣 | 地球の命運を握る日本の呪術師 |
| 乙骨憂花 | 真剣とともに事件へ関わる呪術師 |
| マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ | シムリア星人側の重要人物 |
乙骨真剣と乙骨憂花は兄妹であり、「乙骨」の姓を持つ新世代の呪術師として登場します。
物語では、宇宙から訪れた5万人の難民をめぐる問題が発生します。
シムリア星人側は、呪術師の任務に特使を同行させることを要求。査察役のマルを伴った真剣と憂花は、京都で発生した誘拐事件の調査へ向かいます。
物語の大きなテーマとして提示されるのが、「対立か共生か」という問題です。
単純に宇宙人と戦うだけではなく、人類、呪術師、シムリア星人という異なる立場の存在がどのような関係を築くのかが、物語の軸になります。
ここは、『呪術廻戦』シリーズを読み続けてきた方ほど面白く感じる部分ではないでしょうか。
本編でも、「自分とは異なる存在をどう扱うのか」「正しさは誰が決めるのか」「恐怖や憎しみがどのように呪いへ変わるのか」という問題が繰り返し描かれてきました。
『モジュロ』ではその対象を宇宙規模まで広げているのです。
宇宙人が登場しても呪術廻戦らしさは残っている
「宇宙人が出たら、もう呪術廻戦ではなくSFなのでは?」と感じる方もいるでしょう。
しかし、設定の中心にあるのは、未知の相手と出会った人間がどのような判断をするのかという問題です。
危険な存在として排除するのか。
理解できない相手であっても共存の可能性を探るのか。
この構造は、本編で描かれた人間と呪霊、呪術師と非術師といった対立にも通じています。
つまり宇宙人は、単に作品を派手にするための新設定というより、従来の呪術界では扱えなかった「完全に異なる文化や価値観を持つ存在」を物語へ持ち込む役割を果たしていると考えられます。
さらに興味深いのが、「呪い」という概念そのものです。
本編では、人間の負の感情と呪いの関係が作品世界の根幹に置かれてきました。
では、地球外生命体にも同じような負の感情は存在するのでしょうか。
人間とまったく異なる社会を築いてきた種族にも呪力はあるのか。
地球で発展した呪術の仕組みは、地球外生命体にも通用するのか。
こうした疑問を考えさせることで、『モジュロ』は『呪術廻戦』という作品が長年扱ってきた「呪いとは何か」というテーマ自体を拡張しています。
設定だけを見ると大胆ですが、物語の根底にはかなり『呪術廻戦』らしい問いが残されているのです。
乙骨真剣と乙骨憂花が「乙骨」の名を持つ意味
主人公たちが「乙骨」の姓を持つことも、本編ファンにとって大きな注目ポイントです。
本編の乙骨憂太は、『呪術廻戦 0』の主人公であり、本編でも特級呪術師として重要な役割を担いました。
『モジュロ』では、その「乙骨」という名字を持つ乙骨真剣と乙骨憂花が、2086年の呪術界に登場します。
もちろん、名字だけを根拠に、明らかになっていない血縁関係や家系の詳細まで断定することはできません。
一方で、2086年になっても「乙骨」という名前を持つ呪術師が重要人物として存在するという事実は、本編を知る読者に強い意味を持ちます。
私は、この方法が非常に上手いと感じました。
虎杖悠仁や乙骨憂太など、本編の人気キャラクターをそのまま新主人公として戻せば、確かに分かりやすいでしょう。
しかし、それでは本編の延長線になりすぎます。
あえて次世代へ進めることで、「かつての人物たちの戦いが未来に何を残したのか」という視点を描けるようになります。
『モジュロ』は単なる外伝ではなく、本編の未来を描くスピンオフという独特な位置にある作品なのです。
呪術廻戦モジュロは少年ジャンプ+でも読める?
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は週刊少年ジャンプ連載作品ですが、少年ジャンプ+にも関連ページが存在します。
2025年12月20日には、少年ジャンプ+で第1話の新連載試し読みページが公開されました。
ただし、そのページでは後に「公開は終了しました」と表示されており、過去に無料公開されていたからといって、いつでも第1話を無料で読めるわけではありません。
少年ジャンプ+のページでは、公開当時の応援コメントが1,355件表示されていました。
第1話だけでなく、第2話、第3話への案内やコミックス情報も掲載されており、作品への関心の高さが分かる展開となっていました。
媒体ごとの役割を整理すると、次の通りです。
- 本来の連載媒体:週刊少年ジャンプ
- 電子版の本誌:少年ジャンプ+やゼブラックなどの対応サービス
- 試し読み:少年ジャンプ+で期間限定公開
- まとまって読む方法:紙版・デジタル版コミックス
したがって、「少年ジャンプ+に掲載されている=ジャンプ+オリジナル連載」と考えないよう注意が必要です。
正確には、週刊少年ジャンプの連載作品が、少年ジャンプ+でも期間限定で紹介・試し読みされたという関係です。
過去の週刊少年ジャンプ掲載話を読むには?
連載当時の『呪術廻戦≡(モジュロ)』を読みたい場合、候補になるのは週刊少年ジャンプの電子版バックナンバーやコミックスです。
ただし、電子版バックナンバーの販売期間、無料試し読みの範囲、配信サービスの取り扱いは変更される場合があります。
そのため、これから読み始める場合は、少年ジャンプ+、ゼブラック、集英社のコミックス情報などで現在の配信状況を確認する方法が確実です。
特に「第1話だけ無料で読めるのか」「過去号を購入できるのか」といった条件は時期によって変化します。
価格や販売状況についても変動する可能性があるため、利用前には各公式サービスの最新情報をご確認ください。
呪術廻戦モジュロのコミックスは何巻まで?
『呪術廻戦≡(モジュロ)』のコミックスについては、作品情報上で第1巻から第3巻までが確認できます。
第1巻は2026年1月5日に紙版とデジタル版が発売されました。
第1巻は新書判192ページで、第1話「特級事案」から第7話「奪われた者達」までが収録されています。
収録話は次の通りです。
- 第1話「特級事案」
- 第2話「抑止力」
- 第3話「森を泳ぐ」
- 第4話「繰返す子供」
- 第5話「老耄」
- 第6話「暴走」
- 第7話「奪われた者達」
連載開始時に芥見先生が示していた「単行本3巻くらい」という見通しと、第3巻まで展開されている状況は一致しています。
本編『呪術廻戦』が全30巻だったことを考えると、『モジュロ』は非常にコンパクトです。
これからシリーズへ触れようと考えている方にとっても、比較的手に取りやすい規模といえるでしょう。
ただし、『モジュロ』には「死滅回游」「乙骨」「呪術師」といった、本編の知識があるとより意味を理解しやすい要素が登場します。
そのため、世界観まで深く楽しみたい場合は、本編や『呪術廻戦 0』を先に読んでおくと、未来へ受け継がれた人物名や設定の重みを感じやすくなります。
一方で、近未来SFや宇宙人とのファーストコンタクトという設定そのものに惹かれた方であれば、『モジュロ』から読み始める方法もあります。
知らない設定が出てきたときに本編へ戻るという読み方もできるため、シリーズへの新しい入口として機能しやすい構造です。
呪術廻戦モジュロが週刊少年ジャンプで連載された意味
ここからは、掲載情報と作品設定を踏まえた筆者の考察です。
『呪術廻戦≡(モジュロ)』が週刊少年ジャンプ本誌で連載された大きな意味は、単なるおまけ的な外伝ではなく、『呪術廻戦』の世界を次の世代へ進める作品として展開されたことにあると考えます。
人気漫画のスピンオフでは、アプリ限定作品、別雑誌、ノベライズ、読み切りなど、さまざまな展開方法があります。
その中で『モジュロ』は、本編と同じ週刊少年ジャンプに掲載され、初回から表紙・巻頭カラー54ページという扱いでスタートしました。
この展開からも、本作が『呪術廻戦』完結後の新企画として大きな役割を担っていたことがうかがえます。

さらに重要なのが、芥見先生が物語を担当しながら、作画を岩崎先生へ託したことです。
長期的に一つの作品世界を広げていく場合、原作者が世界観や設定を管理しながら、別の漫画家と協力する方法は有力な選択肢になります。
もちろん、『呪術廻戦』本編の絵柄に強い思い入れがある方ほど、最初は違いを感じるでしょう。
線の質感、人物の表情、戦闘シーンの見せ方など、漫画家が変われば作品の印象も変化します。
ただ、舞台は本編から68年後です。
人物も社会も価値観も変わっている世界を描く以上、絵柄の変化は必ずしも欠点ではありません。
むしろ、「同じ呪術廻戦世界だが、私たちが知っている時代ではない」ことを視覚的に伝える効果も期待できます。
個人的には、本編の人気人物をそのまま主役に戻すのではなく、宇宙人と呪術師の接触という思い切った設定を採用した点を興味深く感じています。
一見すると『呪術廻戦』から遠く離れた設定ですが、未知の存在に対する恐怖、相手を排除する心理、共存する難しさは、本編が描き続けてきた人間の負の感情と相性が良いからです。
本編を知らない読者の入り口になれるか
『モジュロ』には、新規読者が『呪術廻戦』シリーズへ入るための入口になる可能性もあります。
舞台は本編から68年後であり、物語の中心人物も虎杖悠仁ではなく、乙骨真剣と乙骨憂花です。
本編とのつながりを残しながらも、新しい時代、新しい人物、新しい問題から物語が始まります。
そのため、本編全30巻をまだ読んでいない方でも、「未来の呪術師と宇宙人が遭遇する作品」として興味を持つことは可能です。
ただし、完全に独立した別作品ではありません。
「死滅回游から68年後」という設定そのものが、本編で起きた出来事を土台としています。
また、「乙骨」という名前には、本編を知る読者だからこそ分かる文脈があります。
つまり、『モジュロ』には二つの読み方があります。
本編を知らない方にとっては、近未来を舞台にした呪術SF。
本編ファンにとっては、かつての戦いから68年後の世界がどうなったのかを確認する未来史です。
この二重構造こそ『モジュロ』の大きな強みだと私は考えます。
「続編」と「スピンオフ」の中間だからこそ面白い
『モジュロ』を理解するときに、「これは続編なのか、それともスピンオフなのか」と迷う方もいるでしょう。
公式上は近未来スピンオフとして扱われていますが、舞台は本編とつながった未来です。
その意味では、完全に独立した外伝よりも、本編のその後を感じさせる要素が強くあります。
一方で、虎杖悠仁たちを中心に据えた直接的な「第2部」でもありません。
ここが『モジュロ』の独特なところです。
本編の歴史は引き継ぐ。
しかし、主人公は変える。
時代も大きく進める。
さらに、宇宙人という本編にはなかった存在まで登場させる。
この構造によって、過去の設定に縛られすぎることなく、『呪術廻戦』のテーマだけを未来へ持ち運ぶことができます。
長寿シリーズでは、過去の人気キャラクターに頼りすぎると、新主人公が目立たなくなる問題も起こります。
『モジュロ』が乙骨真剣、乙骨憂花、マルたちの物語として評価されるためには、「過去とのつながり」だけではなく、彼ら自身の選択や関係が読者の記憶に残るかどうかが重要でしょう。
今後の呪術廻戦シリーズにも影響する可能性
『モジュロ』のような制作形式が支持されれば、『呪術廻戦』という作品世界を別の時代や地域から描く企画が成立する可能性も考えられます。
本編には、まだ詳しく描かれていない過去の呪術師、海外の呪術事情、御三家の歴史など、多くの余白が残っています。
それらをすべて本編の直接的な続編として描く必要はありません。
芥見先生が原作や設定に関わり、物語に合った漫画家が作画を担当する形式なら、異なる時代の『呪術廻戦』を別の雰囲気で描くことも可能です。
一方で、派生作品が増えすぎれば、新しく入ってきた読者が「何から読めばよいのか分からない」と感じる問題も生まれます。
そのため、今後シリーズを広げていくのであれば、過去作とのつながりと、一作品単独で理解できる分かりやすさの両立が重要になります。
『モジュロ』の場合も同様です。
「乙骨の名前が出てくるから面白い」だけではなく、乙骨真剣や乙骨憂花、マル自身がどのような人物なのか。
人類とシムリア星人の対立に対して、彼らがどのような選択をするのか。
そこまで描けて初めて、『モジュロ』は本編の人気に依存しない一本の作品として成立すると考えます。
呪術回線モジュロのジャンプ掲載情報まとめ
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、2025年9月8日発売の「週刊少年ジャンプ」2025年41号から始まった短期集中連載です。
初回は表紙・巻頭カラー54ページで掲載され、原作を芥見下々先生、作画を『暗号学園のいろは』の岩崎優次先生が担当しました。
正式タイトルは「呪術回線モジュロ」ではなく、『呪術廻戦≡(モジュロ)』です。
物語の舞台は「死滅回游」から68年後にあたる2086年。
乙骨真剣と乙骨憂花の兄妹を中心として、宇宙船で地球へ現れたシムリア星人との対立や共存が描かれます。
少年ジャンプ+でも第1話の試し読みが公開されましたが、ジャンプ+オリジナル作品ではありません。本来の連載媒体は週刊少年ジャンプです。
本編とは主人公、作画、時代設定が大きく変わっていますが、「異なる存在をどう受け入れるのか」「人間の負の感情が何を生むのか」という『呪術廻戦』らしいテーマは引き継がれています。
個人的には、人気キャラクターを再登場させるだけではなく、68年後という未来へ進み、さらにシムリア星人という未知の存在を投入した点に、本作の挑戦的な面白さがあると感じます。
本編を読み終えた方はもちろん、「近未来SFと呪術を組み合わせた漫画が気になる」という方にとっても、『モジュロ』はシリーズの新しい入口になり得る作品です。
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よくある質問
呪術廻戦モジュロは週刊少年ジャンプの連載ですか?
はい。2025年9月8日発売の「週刊少年ジャンプ」2025年41号から始まった短期集中連載です。
少年ジャンプ+でも試し読みページが公開されましたが、ジャンプ+オリジナル作品ではありません。
「呪術回線モジュロ」と「呪術廻戦モジュロ」は同じ作品ですか?
はい。同じ作品を指して検索されているケースが多いですが、正式名称は『呪術廻戦≡(モジュロ)』です。
「回線」は誤変換されやすい表記で、正しくは「廻戦」です。
呪術廻戦モジュロは誰が描いていますか?
原作は『呪術廻戦』作者の芥見下々先生、作画は『暗号学園のいろは』で作画を担当した岩崎優次先生です。
本編とは異なり、原作と作画を別の漫画家が担当する制作体制となっています。
呪術廻戦モジュロは本編の続編ですか?
公式には『呪術廻戦』の近未来スピンオフとして位置付けられています。
舞台は「死滅回游」から68年後の2086年で、乙骨真剣と乙骨憂花という新世代の呪術師が中心です。本編と世界や歴史はつながっていますが、虎杖悠仁たちを主役とする直接的な第2部とは異なります。
呪術廻戦モジュロは本編を読んでいなくても楽しめますか?
新しい主人公と新しい時代から始まるため、『モジュロ』から物語に入ることは可能です。
ただし、「死滅回游」や「乙骨」といった本編由来の要素もあるため、『呪術廻戦』本編や『呪術廻戦 0』を知っていると、設定や人物名に込められた意味をより深く楽しめます。
呪術廻戦モジュロは何年後の話ですか?
物語の舞台は、死滅回游から68年後となる2086年です。
本編の中心人物たちが活躍した時代から大きく時間が進み、新世代の呪術師とシムリア星人の出会いが描かれます。



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