「呪術廻戦」249話では、乙骨の領域展開「真贋相愛」が登場し、宿儺との激しい対峙が繰り広げられます。
この記事では、その心理的な駆け引きと技術の応酬を深く掘り下げ、読者の皆さんと共にその魅力を探ります。
乙骨の決意と領域展開
乙骨は、羂索の首を取り除いた直後から、呪霊操術の暴走を食い止めるためにリカを呼び出し、暴走する呪霊を取り扱っていきます。
このシーンは、乙骨の冷静さと、状況を掌握する力を見せつけるものです。
羂索のルール追加と天元の動向
羂索は、コガネにルール追加を要求し、天元による人類との超重複同化の発動権を伏黒恵に設定します。
このルール追加により、物語に新たな展開が生まれ、天元が新宿に向かうシーンは、今後の物語に大きな影響を与えそうです。
羂索の頭を呪霊が持ち、羂索は首だけの状態でコガネにルール追加を要求します。
天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする、というルールですが、このルール追加はコガネによって承認され、<総則(ルール)>15として追加されます。
また、よく見ると乙骨は片手で白装束姿の髙羽を掴んで、持ってきています。
宿儺とは事前に継承の儀を済ませっていたそうで、あとは基礎となる死滅回游で同化の儀の親を書き換えれば……、と言っているので、ルールが使いされたことで発動権は完全に宿儺に移ったようです。
そして、天元と思われる小さい生命体が現れ、その生命体は新宿に向かって飛んでいきます。
乙骨が、天元様!?と、叫んでいるので、この小さい生命体が天元で間違いないと思います。
前回、羂索が飲み込んだ光る十字のようなものは、天元だったようです。
宿儺と乙骨の対峙
乙骨は宿儺に斬りかかりますが、宿儺はその行動を巧みに防ぎます。
この対峙は、両者の技術と策略が光る場面であり、読者を惹きつけること間違いなしです。
乙骨は刀で宿儺に斬りかかりますが、宿儺は刀を手で掴んで行動を防ぎます。
この時、宿儺は細かい斬撃をチェンソーのように手の表面に纏って、刃に触れないようにしつつ刀を掴んでいて、刀を掴んだ手のひらにもダメージはありません。
刀を掴まれた乙骨は刀を手放すと、宿儺の腹にパンチをくらわせます。
また、リカが宿儺の後ろに回りリカもパンチを浴びせようとしますが、リカの行動は宿儺の二本の腕を使って防ぎます。
リカのパンチは防がれましたが乙骨のパンチは当たっていて、宿儺の腹の口から、ぐヴヴ、という声が漏れている事からある程度、乙骨の行動は効いているようです。
乙骨はもう一度刀を握ると、宿儺を刀で行動し、イカも背後からさらに畳みかけます。
乙骨は宿儺を行動しつつも、心の中では、全て言い訳だ、とつぶやきます。
乙骨は、自分自身の手で羂索を終わらせたかったからで、やはり全て自分が悪い、と自分に言い聞かせます。
しかしだからこそ、この領域内ですべて決着をつける、と乙骨は決意し、領域を展開します。
宿儺の対策と乙骨の術式模倣
宿儺は乙骨の術式が模倣であることを見抜き、彌虚葛籠(いやこつづら)で対応します。
この知略は、宿儺の計算高さと乙骨の創意工夫を示しており、物語の緊張感を高めます。
宿儺の防御戦略
宿儺は彌虚葛籠を使って乙骨の必中術式を無効化し、防御します。
この戦略は、宿儺の冷静さと対応における洞察力を示しています。
宿儺が彌虚葛籠を使って防御すると、乙骨は領域内に刺さっている刀を抜いて宿儺に対する行動を起こし、さらに宇守羅彈(うすらび)で宿儺に対する行動を起こします。
宇守羅彈(うすらび)は烏鷺亨子の技ですが、乙骨が模倣(コピー)して使ったようです。
宿儺は乙骨の術式が模倣(コピー)だという事は、伏黒の記憶から既に知っていました。
そして、領域に付与されているのが天使の術式と推測し、その対応手段として彌虚葛籠を使わせ続け、腕と口の半分を封じようとしている事も推測します。
ここで、宿儺が乙骨の事を憑霊のガキと言っているので、前回憑霊のガキが猪野か乙骨が断定できないとまとめで書きましたが、乙骨で間違いないようです。
乙骨の行動と模倣術式
乙骨は宿儺に対して、模倣術式を駆使して行動を仕掛けます。
この行動は、乙骨の柔軟な思考と対応技術の高さを示しています。
そして、領域内でのみ発動するとみられる無制限の術式模倣(コピー)で乙骨が宿儺に対する行動を起こしつつ、虎杖の魂を捉える打撃で、宿儺と伏黒恵の肉体を引き剥がす事が、次の作戦だと宿儺は推測します。
虎杖、宿儺、乙骨、リカが対峙する中、宿儺は、良かったなぁ、役割が与えられて、と虎杖につぶやきます。
第249話では、ついに乙骨の領域展開「真贋相愛(しんがんそうあい)」が披露されました。
乙骨は領域内では無制限の術式模倣(コピー)が出来るようで、さらに領域には必中術式が付与されているようです。
まとめ
第249話では、乙骨の領域展開「真贋相愛」が披露され、宿儺との戦いが新たな局面を迎えました。
乙骨と宿儺の心理戦と技術の応酬は、読者を引き込む魅力的な要素です。次回の展開にも期待が高まります。
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