『BORUTO』のうちはサラダが開眼した万華鏡写輪眼「大日孁(オオヒルメ)」は、黒い球体を生み出して重力を操る瞳術です。開眼のきっかけはボルトを救いたいという強い思いであり、第2部では人神樹・粒(リュウ)との戦いで固有能力を発動しました。
開眼した場面と、大日孁を初めて実戦で使用した場面は異なります。
※この記事は『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』第20巻と『BORUTO -TWO BLUE VORTEX-』第21話までの重要なネタバレを含みます。情報は2026年11月4日時点の整理です。公式資料の原文を再照合できていない細部は、確定情報と区別して説明します。
BORUTOサラダの万華鏡写輪眼「大日孁」とは?能力と仕組み
大日孁は、黒い球体を生成し、重力を操作することで敵の行動や攻撃の軌道を制御する万華鏡写輪眼の固有能力です。
単純に強力な攻撃を放つだけでなく、敵の移動を妨げたり、自分の位置を変えたりできる点に特徴があります。
万華鏡写輪眼とは、うちは一族の写輪眼が強い精神的衝撃などを経て変化した瞳術です。
開眼者によって異なる能力が現れ、サスケの「天照」「加具土命」のように、それぞれ独自の性質を持っています。
サラダの大日孁は、炎ではなく重力を戦闘に利用する能力として描かれています。
大日孁の能力一覧!黒い球体は最大4つ
2025年10月8日公開とされる『NARUTO』公式サイトの『BORUTO』データベースには、大日孁の能力に関する説明があります。
以下は、その公式データベースについて既存記事で紹介されていた情報を整理したものです。今回、原文との再照合は完了していないため、細かな数値や制約は確認待ちの情報として扱います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 術の名称 | 大日孁(オオヒルメ) |
| 使用者 | うちはサラダ |
| 能力の中心 | 黒い球体による重力操作 |
| 球体の大きさ | 約5〜250cmとされる(原文未照合) |
| 最大生成数 | 4つとされる(原文未照合) |
| 攻撃への応用 | 重力による拘束・攻撃の軌道変更 |
| その他の攻撃 | 球体の爆発とされる(原文未照合) |
| 移動への応用 | 空中浮遊・飛行とされる(原文未照合) |
| 主な負担 | 大量のチャクラ消費 |
| 長期的な懸念 | 万華鏡写輪眼の使用に伴う視力低下 |
ここで注目したいのは、大日孁が敵の位置や攻撃の方向に干渉できる能力だという点です。
通常の忍術では、相手の攻撃を回避するか、別の術で防ぐことが基本になります。
しかし、重力を利用すれば、攻撃そのものが進む方向を変えるという対処方法が生まれます。
この違いは、サラダの戦い方を考えるうえで重要です。
重力の対象を指定できる?球体の操作方法
既存記事が紹介する公式データベースの説明では、サラダは視線によって重力を作用させる対象を指定できるとされています。
この説明が原文どおりであれば、大日孁は周囲の物体を無差別に吸い寄せるだけの能力ではありません。
例えば、敵が放った攻撃を対象にして進路を変えたり、敵自身の動きを重力で制限したりする使い方が考えられます。
また、複数の球体を異なる場所に配置できるなら、一方向の攻撃を避けた相手に別方向から圧力をかける戦術も成立するでしょう。
ただし、これは能力の仕組みから導いた戦術上の解釈です。
対象指定の具体的な条件や、味方への影響をどこまで排除できるかについては、公式データベースの原文確認が必要です。
特に、生物を対象にした際にサラダ自身も重力の影響を受けるという制約は、術の使い方に直結します。
そのため、対象指定が可能だからといって、どのような状況でも味方を巻き込まずに攻撃できるとは判断できません。
大日孁の強さは、重力の大きさだけでなく、どこに、何を対象として作用させるかという操作精度にあると考えます。
空中浮遊や爆発にも応用できる?
大日孁には、重力操作を利用した空中移動や、球体を爆発させる攻撃もあると説明されています。
重力を自分の移動に利用できるなら、地上での高速移動とは異なる立体的な戦闘が可能になります。
例えば、敵の攻撃範囲から上空へ移動したり、相手が予想しない角度から接近したりする戦術が考えられます。
また、重力で敵の動きを制限した後に球体を爆発させられるなら、拘束と攻撃を組み合わせた使い方も可能でしょう。
ただし、空中移動の速度や持続時間、爆発の威力について、具体的な数値を確定できる資料は今回確認できていません。
さらに、大日孁はチャクラ消費が大きいとされる能力です。
攻撃と移動を同時に行えるとしても、それだけで長時間の戦闘を有利に進められるとは限りません。
能力の選択肢が多いことと、すべての選択肢を連続して使えることは別の問題です。
この制約は、後に描かれる粒との戦いを理解するうえでも重要になります。

サラダはなぜ万華鏡写輪眼を開眼した?ボルトを救いたい思いが理由
サラダが万華鏡写輪眼を開眼したのは、エイダの神術「全能」によって追われる立場になったボルトを救いたいと強く願ったためです。
開眼場面は『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』第20巻に描かれています。
うちは一族の万華鏡写輪眼は、大切な人物の死や強い精神的衝撃と結びついてきました。
しかし、サラダの場合は、ボルトがその場で死亡したわけではありません。
彼女が直面したのは、真実を知っているのに周囲から信じてもらえず、大切な相手が追われていくという状況でした。
エイダの「全能」でボルトとカワキの立場が逆転
第1部の終盤、エイダの神術「全能」によって、人々の認識が大きく書き換えられました。
本来は七代目火影・うずまきナルトの息子であるボルトと、ナルトの家族として迎え入れられたカワキの立場が、人々の認識の中で入れ替わってしまいます。
さらにカワキは、ナルトがボルトに殺されたという虚偽の情報を広めます。
実際には、ナルトとヒナタはカワキによって別の空間に封じられていました。
しかし、周囲の忍たちは書き換えられた認識を前提に行動するため、ボルトは木ノ葉の里から追われる立場になります。
このとき、サラダと筧スミレは全能による認識改変の影響を受けていませんでした。
二人はボルトとカワキの本来の関係を理解しています。
つまり、サラダは周囲の人々と異なる事実を認識しながら、ボルトを守る方法を探さなければならなくなったのです。
ここで彼女が抱えた問題は、敵を倒せば解決するようなものではありません。
周囲の忍たちは、自分たちの記憶を正しいものとして行動しています。
サラダがボルトの無実を訴えても、その言葉を受け入れてもらえるとは限らない状況でした。
火影になることを目指してきたサラダにとって、里の判断と自分が知る真実が食い違うことは、大きな葛藤だったと考えられます。
サスケにボルトの救出を頼んだ瞬間に開眼
追い詰められたサラダは、父サスケにボルトを助けてほしいと訴えます。
しかし、サスケ自身も全能の影響を受けており、ボルトに関する認識が書き換えられていました。
父親でさえ、自分と同じ事実を認識していないのです。
それでもサラダは、ボルトを見捨てることができませんでした。
そして、サスケに助けを求める強い感情の中で、サラダの写輪眼が万華鏡写輪眼へと変化します。
この場面で重要なのは、サラダが復讐を望んでいたわけではないことです。
彼女が求めていたのは、ボルトを追い詰めた相手への報復ではなく、ボルトを救うための行動でした。
サスケは娘の万華鏡写輪眼の開眼を目撃し、彼女の訴えを信じて行動します。
自分の記憶とサラダの言葉が矛盾しているにもかかわらず、娘を信じる道を選んだのです。
サラダの開眼は、固有能力を使用する前から、サスケの決断を変える重要な出来事になりました。
この点が、単なる新能力の獲得とは異なるところです。
サスケとサラダでは開眼の意味がどう違う?
サスケとサラダは同じうちは一族ですが、万華鏡写輪眼を開眼したときの状況には違いがあります。
| 比較項目 | サスケ | サラダ |
|---|---|---|
| 開眼に関わる出来事 | イタチの死と、その真実を知ること | 全能によってボルトが追われること |
| 中心となる感情 | 悲しみ・怒り・喪失感 | 救いたい思い・恐怖・無力感 |
| 開眼後の行動 | 復讐へ向かう | サスケにボルトの救出を求める |
| 物語上の方向性 | 復讐と一族の歴史 | 大切な相手を守る選択 |
サスケの場合、兄イタチの死と真実を知ったことが、その後の復讐につながりました。
一方、サラダは大切な人物を失いたくないという思いから、周囲の認識に逆らってでも救おうとします。
ただし、サラダが純粋な愛情だけで開眼したと断定することはできません。
ボルトが追われる恐怖や、自分の言葉が信じてもらえない苦しさも、強い精神的衝撃につながったと考えられます。
ここから読み取れるのは、同じうちは一族の力であっても、その力を得た人物が選ぶ行動は同じではないということです。
サラダは、強い感情を抱きながらも、その感情を誰かを救うための行動につなげています。
この違いが、父サスケとは異なるサラダ自身の人物像を際立たせています。
サラダが大日孁を初めて使ったのはいつ?人神樹・粒との戦い
サラダが万華鏡写輪眼の固有能力「大日孁」を実戦で使用したのは、『BORUTO -TWO BLUE VORTEX-』第21話「万華鏡写輪眼」です。
このエピソードは2025年4月21日発売の『Vジャンプ』2025年6月特大号に掲載され、単行本第6巻にも収録されています。
開眼と能力の初使用を整理すると、次のようになります。
- 万華鏡写輪眼の開眼: 第1部・単行本第20巻。サスケにボルトの救出を頼む場面。
- 大日孁の実戦初使用: 第2部・第21話。人神樹・粒との戦い。
つまり、第1部で万華鏡写輪眼を開眼したサラダが、第2部でその固有能力を本格的に発動したという流れです。
この違いを押さえると、サラダが力を得た理由と、その力を実際に使うまでの変化が分かりやすくなります。
ヨドの言葉が能力発動の転機になった
第2部でサラダは、風の国における人神樹・粒との戦いに参加します。
同行していたのはミツキ、アラヤ、ヨドたちです。
粒は磁遁を使用し、砂鉄を操って攻撃を仕掛けてきます。
サラダたちはその攻撃に苦戦し、戦闘の中でヨドが重傷を負いました。
仲間が危険な状況に陥る中で、サラダは自分の力不足と向き合うことになります。
このとき、ヨドの言葉がサラダの気持ちを変える転機となりました。
ヨドは、サラダが抱えている特別な相手への感情を否定する必要はないという趣旨の言葉を伝えます。
ただし、今回原作の該当ページを直接再照合できていないため、ヨドの正確な発言内容やセリフの順序は確定していません。
重要なのは、サラダが自分の感情と向き合う中で、すでに開眼していた万華鏡写輪眼の能力を発動したという流れです。
第1部では、ボルトを救いたいという強い思いが開眼につながりました。
第2部では、その思いを抱える自分自身を受け入れることが、力を実戦で使う転機になったと読み取れます。
ただし、ヨドの言葉だけが能力発動の唯一の条件だったとは限りません。
仲間の危機や戦闘の緊迫した状況も重なっていたと考えるのが自然でしょう。
粒の磁遁に重力操作で対抗!戦闘の流れ
大日孁を発動したサラダは、黒い球体を利用した重力操作によって、粒の磁遁に対抗します。
粒が操る砂鉄は、磁力によって動きを制御されるため、通常の飛び道具とは異なる厄介さがあります。
しかし、サラダの大日孁は重力を作用させる能力です。
磁力で動く砂鉄に対して、別の力である重力を利用できる点が、この戦闘の特徴になっています。
既存記事で整理されていた戦闘の主な流れは、次のとおりです。
1. 粒が磁遁を使用し、砂鉄による攻撃を仕掛ける。
2. サラダたちが苦戦し、ヨドが重傷を負う。
3. サラダが万華鏡写輪眼の固有能力「大日孁」を発動する。
4. 黒い球体の重力操作によって、粒の砂鉄攻撃に対抗する。
5. サラダが大日孁を用いて粒を撃破する。
6. 戦闘後、能力の負担によってサラダが意識を失う。
この順序は既存記事の記述に基づく大まかな整理です。球体の爆発が使用された正確なタイミングや、決着までの攻撃の細かな順序は、原作第21話のコマとの再照合が必要です。
そのため、爆発が粒を倒した決定打だったといった説明は、ここでは確定しません。
一方、戦闘の特徴として重要なのは、サラダが敵の攻撃を単純に力で押し返すのではなく、重力によってその動きに干渉する戦い方を見せたことです。
大日孁は、単純な高火力術というより、敵の攻撃経路や位置関係を制御する戦術型の瞳術だと評価できます。
敵の攻撃をどう動かすかという選択肢が加わったことで、サラダの戦い方は従来よりも広がりました。
ただし、粒に勝利したからといって、あらゆる忍術や神術に対抗できることが証明されたわけではありません。
相手の能力や戦場の条件によって、重力操作が有効に働く範囲は変わると考えられます。
勝利後に倒れたサラダをミツキが救った
粒との戦いに勝利したサラダですが、大日孁の使用には大きな負担が伴いました。
戦闘後、サラダは右目から血を流し、意識を失います。
落下するサラダを受け止めたのはミツキでした。
この場面は、大日孁の強さと同時に、使用者が抱える限界を示しています。
敵を倒せるほどの力を発揮しても、その直後に動けなくなるのであれば、続けて別の敵と戦うことは難しくなります。
ここで注目したいのは、サラダが敵を倒した後、仲間に助けられる側になったことです。
強力な瞳術を手にしても、すべての状況に一人で対応できるわけではありません。
ミツキによる救出は、サラダの能力がどれほど強力でも、仲間との連携が重要であることを示す場面として読めます。

サラダの万華鏡写輪眼に失明リスクはある?大日孁の弱点
サラダの万華鏡写輪眼には、チャクラの大量消費に加え、通常の万華鏡写輪眼に共通する視力低下のリスクがあります。
ただし、サラダ自身の視力が現在どの程度低下しているのかは、別の問題です。
大日孁の強さを評価する際には、攻撃能力だけでなく、使用後も戦い続けられるかという点を考える必要があります。
チャクラ消費と視力低下は別の問題
大日孁を使用するうえで、区別したい負担は二つあります。
- チャクラ消費: 術の発動や維持に必要なエネルギーの問題。
- 視力低下: 万華鏡写輪眼の使用を重ねることで生じる長期的な問題。
チャクラ消費は、戦闘中にどれだけ能力を使い続けられるかに関わります。
粒との戦いでサラダが意識を失った描写からも、能力の使用負担が大きいことがうかがえます。
一方、視力低下は、うちは一族の万華鏡写輪眼に共通する問題です。
『NARUTO』では、サスケも万華鏡写輪眼を使用する中で視力の低下に直面しました。
通常の万華鏡写輪眼は、使用を重ねることで最終的に失明へ至る危険があります。
ただし、サラダが粒との戦いで右目から出血したことだけを根拠に、視力低下がどの段階まで進んでいるかを判断することはできません。
出血は能力使用の負担を示す描写ですが、視力の状態を数値化できる情報ではないためです。
サラダの今後を考えるうえでは、短期的なチャクラ消費と長期的な視力への影響を分けて見る必要があります。
永遠の万華鏡写輪眼になれば失明を防げる?
『NARUTO』には、通常の万華鏡写輪眼とは異なる「永遠の万華鏡写輪眼」が登場します。
サスケは兄イタチの眼を移植することで、この力を獲得しました。
永遠の万華鏡写輪眼は、通常の万華鏡写輪眼に伴う視力低下の問題を克服するものです。
そのため、サラダも将来的に同じ力を得るのではないかという考察は成り立ちます。
しかし、サラダが永遠の万華鏡写輪眼を獲得するという公式設定は、今回確認できる情報にはありません。
また、母サクラの医療忍術や百豪の術によって、万華鏡写輪眼の視力低下を防げるという説明も確認できていません。
百豪の術はチャクラを蓄積して利用する技術ですが、それだけで瞳術による視力低下を解消できるとはいえません。
サラダが今後どのような方法でこの問題に向き合うのかは、現時点では未確定です。
左右の眼に別々の能力がある?
サラダの万華鏡写輪眼については、左右の眼に異なる能力が宿っているのかも気になるところです。
過去のうちは一族には、左右の眼で異なる固有能力を使用する人物がいました。
例えばサスケは、黒い炎を生み出す天照と、その炎を操作する加具土命を使用しています。
そのため、サラダにも大日孁とは別の能力が存在する可能性を考えることはできます。
しかし、今回参照できる情報では、サラダの左右の眼にそれぞれ異なる能力があるとは確認できません。
粒との戦いで右目から血を流したことも、大日孁が右目だけの能力だと確定する根拠にはなりません。
確認できるのは、サラダの万華鏡写輪眼に「大日孁」という重力操作能力があることまでです。
左右の眼の役割や別能力の存在については、公式の説明や原作の描写が必要になります。
大日孁はサラダの戦い方と成長をどう変えた?
大日孁によって、サラダは敵の弱点を見抜いて攻撃する戦い方に加え、敵の攻撃経路そのものを制御する手段を手にしました。
この変化を理解するには、第1部のボロとの戦いと、第2部の粒との戦いを比較すると分かりやすくなります。
さらに、サラダが目指す火影という立場を考えると、能力の強さだけでは解決できない課題も見えてきます。
ボロ戦と粒戦ではサラダの戦術がどう違う?
第1部のボロとの戦いで、サラダは写輪眼による観察力と判断力を発揮しました。
ボロは高い再生能力を持ち、通常の攻撃だけでは倒すことが難しい相手でした。
サラダは敵の能力を分析し、再生の仕組みに関わる弱点を見抜きます。
そして、千鳥によってその弱点を攻撃しました。
この戦いで重要だったのは、敵の能力を観察し、どこを攻撃すれば有効なのかを判断することです。
一方、粒との戦いでは、サラダが相手の攻撃そのものに重力を作用させるという、新たな戦術を見せています。
二つの戦闘を比較すると、次のような違いがあります。
| 比較項目 | ボロ戦 | 粒戦 |
|---|---|---|
| 主な敵の能力 | 再生能力 | 磁遁による砂鉄操作 |
| サラダの主な手段 | 写輪眼による分析と千鳥 | 大日孁による重力操作 |
| 戦術の中心 | 弱点を見抜いて攻撃する | 攻撃の軌道や敵の動きに干渉する |
| 仲間との関係 | 連携して弱点を攻略する | 能力使用後にミツキの救出を受ける |
この比較から分かるのは、サラダの戦術が単純に攻撃力を増しただけではないということです。
ボロ戦では、敵の能力を分析して弱点を突くことが重要でした。
粒戦では、それに加えて、敵が操る攻撃の動き自体を変える手段が加わっています。
例えば、敵の攻撃を見切ったとしても、その攻撃を回避できるとは限りません。
しかし、重力操作によって攻撃の進路を変えられるなら、回避以外の選択肢が生まれます。
これは、写輪眼による観察力を持つサラダにとって、相性のよい能力だと考えます。
相手の攻撃を見極めたうえで、どこに重力を作用させるかを判断できるからです。
大日孁の本当の強みは、攻撃力そのものより、敵の行動を制限して戦況を変えられることにあるというのが、二つの戦闘を比較したうえでの評価です。
ただし、すべての敵に対して同じ戦術が通用するとは限りません。
相手の能力や攻撃方法によっては、重力操作だけでは対応できない状況も考えられます。
果心居士の「十方」は能力発動にどう関わった?
第2部では、果心居士の神術「十方(じっぽう)」も重要な役割を持っています。
十方は、起こり得る未来を認識する能力です。
果心居士はサラダの万華鏡写輪眼の能力発動を重要な出来事として捉えており、ボルトとの会話でも、その実現を重視していることがうかがえます。
一方、ボルトはヨドが危険な状況に陥ることを、果心居士が事前に把握していたのではないかと疑います。
このやり取りには、未来を知る側と、その未来の中で行動する側の判断の違いが表れています。
果心居士にとって、サラダが大日孁を発動することは、今後の戦いに関わる重要な結果だったと考えられます。
しかし、ボルトはその結果だけでなく、そこに至る過程で仲間が傷つくことにも目を向けています。
ここで注意したいのは、十方が認識する未来は複数の可能性を含んでいるという点です。
ヨドが負傷しなければ大日孁を発動できなかったと、確定しているわけではありません。
また、果心居士がヨドの負傷を意図的に引き起こしたと断定することもできません。
この場面から読み取れるのは、強力な能力を得るという結果と、その過程で仲間を危険にさらすことが、必ずしも同じ価値ではないということです。
サラダの能力発動は、戦力の強化だけでなく、未来を変えるために何を優先するのかという問題にも関わっています。
火影を目指すサラダに必要なのは継戦能力
サラダは七代目火影ナルトに憧れ、自分も火影になることを目指しています。
火影は強敵を倒すだけでなく、里や仲間を守り続けることが求められる立場です。
その視点で考えると、大日孁には一つの大きな課題があります。
強力な能力を使って敵を倒せても、使用後に動けなくなるのであれば、その後に新たな危険が発生したとき、対応できなくなる可能性があるのです。
粒との戦いでは、サラダは大日孁によって勝利を収めた一方、戦闘後に意識を失いました。
この描写は、強力な瞳術を手にしたことが、そのまま継続的な戦闘能力の獲得を意味するわけではないことを示しています。
サラダの最大の課題は、敵を倒す力をさらに高めることだけでなく、強力な能力を使いながら戦い続けられる状態を維持することだと考えます。
これは、火影を目指す彼女にとって重要な問題です。
例えば、仲間を守るために大日孁を使用しても、その直後にサラダ自身が戦闘不能になれば、次の危険には仲間が対応しなければなりません。
一度の勝利と、守る側に立ち続けることは同じではないのです。
また、大日孁には敵の動きを制限するという特徴があります。
この能力を仲間との連携に利用できれば、サラダ自身がすべての敵を倒す必要はなくなるかもしれません。
敵の攻撃を妨害し、味方が安全に行動できる状況を作ることも、能力の仕組みから考えられる戦術です。
ただし、こうした連携方法がすべて原作で実証されているわけではありません。
現時点で確かなのは、大日孁が強力な能力である一方、その使用には大きな負担が伴うということです。
サラダが今後どのように能力を扱うかを考える際には、攻撃力だけでなく、仲間との連携や継戦能力にも注目したいところです。
「大日孁」という名前はサスケの天照と関係する?
大日孁という名称は、日本神話の天照大神に関係する名前です。
『日本書紀』には、天照大神に関連する名称として「大日孁貴(おおひるめのむち)」が登場します。
一方、『NARUTO』では、うちは一族の瞳術に日本神話由来の名称が使用されてきました。
代表的なものが、イタチやサスケの使用する「天照」と、サスケの「加具土命」です。
天照は黒い炎を発生させる能力であり、加具土命はその炎の形状を変化させる能力です。
それに対して、サラダの大日孁は黒い球体によって重力を操作します。
名称には神話上のつながりがありますが、能力の性質は異なっています。
ここから、サラダがうちは一族の瞳術の伝統を受け継ぎながらも、父とは異なる力を持っていることが分かります。
また、サラダの万華鏡写輪眼の文様は、太陽を連想させる形状をしています。
名称と文様の両方に太陽を思わせる要素がある一方、能力として生み出されるのは漆黒の球体です。
この組み合わせは興味深いものですが、名称や文様がサラダの将来を暗示しているという公式説明は確認できていません。
神話との共通点は命名上の特徴として捉え、今後の展開を確定させる根拠とは分けて考える必要があります。
まとめ|サラダの大日孁は重力を操る万華鏡写輪眼
『BORUTO』のサラダが開眼した万華鏡写輪眼「大日孁」は、黒い球体によって重力を操作する能力です。ボルトを救いたいという強い思いから開眼し、第2部第21話では人神樹・粒との戦いで固有能力を発動しました。
大日孁は敵の攻撃経路を制御できる戦術型の瞳術ですが、チャクラ消費や視力低下のリスクも課題です。サラダの成長を振り返るなら、第1部のボロ戦と第2部の粒戦を見比べると、敵の弱点を見抜く戦い方から、戦況そのものを変える戦い方への進化が見えてくるでしょう。



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