『氷の城壁』の読み方は?タイトルの読み方をわかりやすく解説

凍りついた巨大な城壁に朝日が差し込み一部の氷が静かに溶け始めている情景 氷の城壁

『氷の城壁』の読み方は「こおりのじょうへき」です。「ひょうへき」ではなく、アニメ・漫画の作品タイトルでは「氷」を「こおり」と読みます。

2026年にテレビアニメ化された阿賀沢紅茶さん原作の青春群像劇で、タイトルの「城壁」は登場人物が他人との間に作ってしまう心理的な壁とも重なる言葉です。読み方だけでなく、なぜこのタイトルが作品内容にしっくりくるのかまで分かりやすく解説します。

アニメ『氷の城壁』の読み方は「こおりのじょうへき」

アニメ『氷の城壁』の正式な読み方は、「こおりのじょうへき」です。

漢字を分けると、「氷」が「こおり」、「城壁」が「じょうへき」となります。したがって、作品名全体では「こおりのじょうへき」と読みます。

表記読み方
氷こおり
城壁じょうへき
氷の城壁こおりのじょうへき
英語表記The Ramparts of Ice

作品名としては難読漢字ばかりというわけではありません。それでも検索するときに「氷の城壁 読み方」と確認したくなるのは、「氷壁」という日本語が存在するためでしょう。

「氷壁」は一般に「ひょうへき」と読み、山岳や渓谷などで岩壁が凍結してできた氷の壁を意味する言葉として使われます。そのため、『氷の城壁』を初めて見た人が「ひょうのじょうへき?」「ひょうへき?」と迷ってしまうのも不思議ではありません。

しかし、本作では『氷の城壁』=「こおりのじょうへき」と覚えておけば大丈夫です。

原作は阿賀沢紅茶さんによるウェブトゥーン漫画で、英語では「The Ramparts of Ice」と表記されています。2017年冬にXOYで不定期連載が始まり、その後LINEマンガインディーズへ移りました。

2018年には「集英社少女マンガグランプリ powered by LINE マンガ インディーズ」で特別賞を受賞し、2020年1月10日から公式連載がスタートしています。

原作は2022年4月29日に完結。集英社のジャンプ コミックスから全14巻が刊行されており、全117話の物語としてまとまっています。

つまり、『氷の城壁』というタイトルをアニメで初めて知った人もいるかもしれませんが、作品そのものにはアニメ化以前から長い歩みがあります。

2026年4月時点ではLINEマンガの累計閲覧数が1.9億回を超え、さらに2026年8月末時点で電子版を含む累計発行部数が300万部を突破しています。

こうした数字からも、アニメ化によって突然現れたタイトルではなく、ウェブトゥーン時代から読者を増やしてきた作品であることが分かります。


なぜ『氷の城壁』を「ひょうへき」と読み間違えやすい?

『氷の城壁』の読み方で迷いやすい最大の理由は、「氷壁(ひょうへき)」という既存の日本語と見た目がよく似ているからだと考えられます。

「氷壁」は山岳・渓谷などの岩壁が氷結し、氷の壁になったものを表す言葉です。「氷山」「氷河」などと同様、「氷」を音読みの「ひょう」で読むため、この言葉を知っている人ほど『氷の城壁』も音読みしたくなるかもしれません。

ところが、作品タイトルは「氷壁」ではありません。

「氷」+「の」+「城壁」という構造になっていることがポイントです。

「氷のような城壁」「氷でできた城壁」というイメージで捉えると、「こおりのじょうへき」という読み方が自然に入ってきます。

ここは検索するときにも意外と重要です。「アニメ ひょうへき」と覚えるより、「アニメ 氷の城壁」「こおりのじょうへき」と覚えておいたほうが、作品名を正確に扱えます。

そして筆者として興味深いと感じるのは、単に読みやすいタイトルを付けたというだけではなく、「こおり」と「城壁」という二つの言葉が主人公・氷川小雪の人物像と非常によく結びついていることです。

物語の中心となる氷川小雪は、中学時代の経験から人との関わりを避けるようになり、親友の安曇美姫以外とは深く付き合わずに高校生活を送っています。

周囲からはクールな人物に見え、陰では「女王」と呼ばれることもあります。しかし、本来の小雪は冷酷な人物ではありません。

むしろ、親しくなった相手には自然に接する優しさを持っています。

つまり、外から見える「冷たさ」と本人の内側にある感情には大きな隔たりがあるわけです。この構造を知ると、「氷の城壁」という言葉が単なる格好いい作品名ではないことが見えてきます。

※画像はAIによるイメージ

『氷の城壁』というタイトルにはどんな意味がある?

『氷の城壁』は、主人公・氷川小雪が他人との間に作っている心理的な壁を連想させるタイトルとして読むと、作品の内容を理解しやすくなります。

物語は、人と接することが苦手な高校生・氷川小雪を中心に進んでいきます。

小雪は中学時代のつらい経験から、人と深く関わることを避けています。そんな小雪の前に現れるのが、他人との距離を縮めることが得意な雨宮湊です。

湊は、いつも一人でいる小雪にも積極的に話しかけます。

この「人との間に壁を作る小雪」と「その距離を縮めようとする湊」という関係性は、『氷の城壁』というタイトルを理解するうえで非常に分かりやすい構図です。

ただし、本作を読み進めると、「壁」を抱えているのは小雪だけではないことも見えてきます。

小雪の幼馴染である安曇美姫は、明るく人気者として振る舞っていますが、周囲から抱かれる「アイドル」のようなイメージと本来の自分との違いに窮屈さを感じています。

一方の雨宮湊も、誰とでも仲良くできる人物に見えながら、周囲の空気を読みすぎてしまう一面があります。

日野陽太も温和で優しい人物ですが、その優しさゆえに自分自身の気持ちを我慢してしまうところがあります。

TBSが2026年1月10日に発表したテレビアニメの紹介でも、小雪、美姫、湊、陽太にはそれぞれ異なる悩みがあり、その内面で生まれる「心の声」が重要な要素として示されていました。

ここが『氷の城壁』のおもしろいところです。

タイトルだけを見ると、小雪一人が閉ざしている心を誰かが開いていく物語にも思えます。しかし実際には、主要人物それぞれが外から見える自分と本当の自分との間に何らかの境界を抱えています。

筆者としては、この点こそ「城壁」という言葉を使った意味を考えるうえで重要だと思います。

単なる「壁」ではなく「城壁」です。

城壁は本来、外からの侵入を防ぎ、中にあるものを守るための構造物です。同じように、人間が心理的な壁を作る行為にも、自分自身を守ろうとする理由があります。

小雪が他人との距離を取るのも、単純に人嫌いだからではありません。

傷ついた経験があるからこそ、もう一度傷つかないように距離を置く。その意味では、小雪の「城壁」は弱さだけを象徴するものではなく、彼女が自分を守ってきた方法でもあると考えられます。

この視点で作品を見ると、「壁を壊せばすべて解決する」という単純な物語ではないことにも気づきます。

相手との適切な距離を探し、自分の気持ちを理解し、少しずつ他人との関係を作り直していく。その繊細な過程にこそ、『氷の城壁』という作品の個性があります。


アニメ『氷の城壁』はどんな作品?

『氷の城壁』は、高校生4人を中心に、人間関係や恋愛、心の葛藤と成長を描く青春・ラブコメディ作品です。

中心人物は氷川小雪、雨宮湊、安曇美姫、日野陽太の4人です。

小雪は人との間に壁を作りがちで、美姫は周囲から求められる自分と本来の自分との違いに悩みます。湊は誰とでも距離を縮められるように見えますが、本人にも内面に抱えているものがあります。

陽太もまた、周囲に優しく接する一方で、自分の感情を後回しにしてしまいます。

そのため、いわゆる「主人公とヒロインが出会って恋愛する」という一本道のラブコメとは少し違います。

4人の距離感が変わるたびに、それぞれが自分自身について新しいことに気づいていく青春群像劇として楽しめる作品です。

原作は阿賀沢紅茶さんが手掛け、全14巻・全117話で完結しています。

評価面でも、『第6回アニメ化してほしいマンガランキング』で2位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」で6位、「タテ読みマンガアワード 2024」では完結済み部門1位となりました。

そして2025年1月31日にテレビアニメ化が発表され、テレビアニメ第1期は2026年4月2日から7月2日までTBS系列ほかで放送されました。

第1期は全14話です。

第1話のタイトルは「線と壁」。その後も「不可侵」「孤と個」「自覚」「認識」など、人と人との境界や自分自身の内面を連想させるサブタイトルが並んでいます。

これは作品タイトルの「城壁」とも響き合っているように感じられます。

アニメーション制作はスタジオKAI、監督はまんきゅうさん、シリーズ構成は中西やすひろさん、キャラクターデザインは荻野美希さんが担当しています。

主要キャストは、氷川小雪役が永瀬アンナさん、雨宮湊役が千葉翔也さん、安曇美姫役が和泉風花さん、日野陽太役が猪股慧士さんです。

さらに第2期は2026年10月1日からTBS系列全28局で放送予定とされています。

つまり、2026年9月現在は、第1期を見終えた人だけでなく、第2期を前に作品名を見かけて「これ、何て読むんだろう?」と検索する人も増えやすいタイミングです。

読み方を覚えるなら、「こおり」+「の」+「じょうへき」と三つに分けるのが一番簡単でしょう。


「氷の城壁」という言葉を知ると作品の見え方はどう変わる?

『氷の城壁』は、タイトルの意味を意識すると、キャラクター同士の「距離」がより重要に見えてくる作品だと筆者は考えています。

特に印象的なのは、主要人物がそれぞれ異なる方法で自分を守っている点です。

小雪の場合、その方法は分かりやすく「他人を近づけないこと」です。

一方、美姫は周囲に期待される明るい自分を演じることで人間関係を保っています。湊は周囲の空気を読み、人との関係を円滑にする方向へ動きます。

陽太は自分の気持ちより相手を優先しがちです。

表面的な行動は4人ともまったく違います。

しかし、「本当の気持ちをそのまま他人に見せることが難しい」という点では共通しています。

この共通点を踏まえると、「氷の城壁」は小雪だけを指す言葉というより、作品全体を包んでいるテーマの比喩として受け取ることもできます。

もちろん、タイトルの意味について作者がすべてを明文化しているわけではないため、ここからは作品内容を踏まえた筆者の解釈です。

それでも、登場人物たちが互いを知るにつれて少しずつ距離を変えていく構成を見ると、「城壁があること」そのものより、その壁の向こう側に何があるのかを理解していくことが本作の大きな魅力だと感じます。

「氷」という素材も象徴的です。

石の城壁なら簡単には形を変えません。しかし氷は、温度や環境によって形を変え、溶けることがあります。

だからといって、『氷の城壁』を「恋愛によって凍った心が溶ける話」とだけ説明すると、少し単純化しすぎでしょう。

本作では、小雪だけでなく湊、美姫、陽太も自分自身の感情や人間関係と向き合います。

誰か一人が誰か一人を救うというより、複数の人物が関わり合うことで、それまで気づかなかった自分自身の感情が見えてくる。その過程が丁寧に描かれているからこそ、「城壁」という言葉が効いてくるのだと思います。

※画像はAIによるイメージ

『氷の城壁』の読み方から考えるタイトルの魅力

改めて結論を確認すると、『氷の城壁』は「こおりのじょうへき」と読みます。

読み方そのものは一度分かれば難しくありません。

しかし、作品を知れば知るほど、このシンプルなタイトルが物語の特徴をかなり的確に表していることに気づかされます。

「氷川小雪」という主人公の名前、「他人との間に壁を作る」という人物設定、そして小雪以外の登場人物も抱えている対人関係の葛藤。

これらを考えると、「氷」と「城壁」は単なる印象的な単語の組み合わせではなく、作品の中心にある「人との距離」を連想させる言葉になっています。

個人的に秀逸だと感じるのは、タイトルを読んだ時点では少し冷たく、閉ざされた印象を受けるのに、物語そのものは人と人が少しずつ理解し合っていく青春群像劇であるところです。

このギャップが作品の魅力にもつながっています。

アニメ第1期第1話のサブタイトルが「線と壁」であることも興味深いポイントです。

人と人との間には目には見えない線があります。その線を越えて近づくことが正しい場合もあれば、相手のために距離を保つことが必要な場合もあります。

『氷の城壁』では、その境界線が恋愛だけでなく友情や家族関係、過去の経験などとも結びついて描かれます。

だからこそ、筆者としてはタイトルを「心を閉ざした少女の物語」とだけ解釈するより、「人はなぜ他人との間に壁を作るのか」という作品全体への問いとして捉えるほうが、この作品らしさを感じられると思います。

また、アニメから入った人にとっては、読み方を知ったあとに主人公の名字が「氷川」であることにも注目してみてください。

「氷」という文字がタイトルと主人公の双方に置かれているため、作品を読み進めるうちにタイトルの印象そのものが変化していく楽しさがあります。

最初は文字通り「冷たい壁」のように感じていた言葉が、物語を知ったあとでは「自分を守るために必要だった境界」のようにも見えてくる。

このタイトルの印象の変化も、『氷の城壁』ならではの味わいではないでしょうか。


まとめ|『氷の城壁』の正しい読み方は「こおりのじょうへき」

『氷の城壁』の読み方は、「こおりのじょうへき」です。

一般名詞の「氷壁(ひょうへき)」と混同しやすいものの、作品タイトルでは「氷」を「こおり」と読みます。「こおり・の・じょうへき」と分ければ覚えやすいでしょう。

原作は阿賀沢紅茶さんによるウェブトゥーン漫画で、全14巻・全117話。氷川小雪、雨宮湊、安曇美姫、日野陽太を中心に、高校生たちの恋愛や友情、葛藤、成長を描いています。

テレビアニメ第1期は2026年4月2日から7月2日まで放送され、全14話で構成されました。第2期は2026年10月1日からTBS系列全28局で放送予定です。

そしてタイトルの「城壁」は、主人公・小雪が他人との間に作っている心理的な壁を思わせるだけでなく、主要人物それぞれが抱える「人との距離」の問題にも重なって見えます。

読み方は「こおりのじょうへき」。意味を知れば、さらに作品らしさが感じられるタイトルです。


よくある質問

『氷の城壁』は何と読みますか?

『氷の城壁』は「こおりのじょうへき」と読みます。「氷」は「ひょう」ではなく「こおり」です。

『氷の城壁』は「ひょうへき」と読むのですか?

いいえ、作品タイトルの『氷の城壁』は「ひょうへき」ではありません。

「氷壁」という一般名詞は「ひょうへき」と読みますが、阿賀沢紅茶さんの漫画・テレビアニメ作品『氷の城壁』は「こおりのじょうへき」です。

アニメ『氷の城壁』はどんな作品ですか?

人との間に壁を作りがちな高校生・氷川小雪を中心に、雨宮湊、安曇美姫、日野陽太らの人間関係や恋愛、内面の葛藤を描く青春群像劇です。

原作は阿賀沢紅茶さんによるウェブトゥーン漫画で、コミックスは全14巻。テレビアニメ第1期は2026年4月から7月まで放送され、第2期は2026年10月1日から放送予定です。

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